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シーズン幕開けは『ムソルグスキー&武満推し』【N響9月B定期を聴く】 [音楽]

夕べはN響の2016-17シーズン幕開けのB定期を聴きました。

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NHK交響楽団第1841回 定期公演 Bプログラム
日時:2016年9月15日(木)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(首席指揮者)
曲目:ムソルグスキー 交響詩「はげ山の一夜」(原典版「聖ヨハネ祭のはげ山の一夜」)
   武満 徹「ア・ウェイ・ア・ローンII」
   武満 徹「ハウ・スロー・ザ・ウィンド」
   ムソルグスキー(リムスキー・コルサコフ編)
       歌劇「ホヴァンシチナ」第4幕第2場への間奏曲「ゴリツィン公の流刑」
   ムソルグスキー(ラヴェル編)組曲「展覧会の絵」
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img_SuntoryHall201609.jpg
【サントリーホール前・カラヤン広場におかれたオブジェ】

お分かりのように、今回のプログラムはロシアの作曲家ムソルグスキーと、現代日本を代表する武満徹の作品5曲。
P席(ステージ後ろの席)なので、マエストロ・パーヴォ・ヤルヴィの指揮ぶりを観察しながら聴きました。

まずムソルグスキーですが、「はげ山の一夜」は「原典版」、「ホヴァンシチナ」はリムスキー・コルサコフ編曲、そして「展覧会の絵」はラヴェル編曲でした。
ムソルグスキーの作品はオーケストレーションに難があるという評価が一般的で、「はげ山の一夜」も多くの場合リムスキー・コルサコフ編曲のものが演奏されますが、「原典版」も最近取り上げられる機会が増えています。
初めて聴きましたが、確かに「荒削り」な印象はありましたが、これはこれでありかな、と思いました。

武満の作品は、「音のぶつかり合いを楽しむ曲」という感じ。
私は「現代音楽」はそんなに聞かないんですが、この2曲は割と親しみやすいと感じました。

そして、ムソルグスキーの短い1曲のあと「展覧会の絵」。
元々ピアノ曲だったものをいろんな作曲家がオーケストラ用に編曲していますが、このラヴェル(フランスの巨匠)の手になるものが一番知られていて、よく演奏されます。
N響は去年も取り上げています。

このラヴェル編曲版は、いろんな管楽器にソロが出てくるんですが、どの楽器もとてもしっかりした演奏でした。
ちなみに、「ビドロ(牛車)」のテューバのソロ、去年は池田さんがF管で吹いていましたが、きのうはエキストラのユーフォニアム奏者が担当していました。

マエストロ・パーヴォの指揮ぶりは、いつも通りの「勢いのある棒」で、オケとの相性もよさそうでした。
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