SSブログ

WPhの『第九』は至福の時間でした【サントリーホール30周年記念演奏会を聴く】 [音楽]

きのうは日本のクラシック音楽の殿堂、サントリーホールが30年前にオープンした日ということで、記念演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2016
《サントリーホール開場記念日コンサート》【特別プログラム】
日時:2016年10月12日(水)19:00開演
会場:サントリーホール大ホール(東京・赤坂)
指揮:ズービン・メータ
独唱:吉田珠代(ソプラノ)
   藤村美穂子(メゾソプラノ)
   福井敬(テノール)
   フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(バス)
合唱:サントリーホール30周年記念合唱団
合唱指揮:村上寿昭
曲目:モーツァルト 交響曲第36番ハ長調K425「リンツ」
   ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_サントリーホール20161012.jpg

ウィーン・フィルは今回33回目の来日だそうです。
これまでも何度か聴いてますが、きのうはサントリーホールのP席。
しかも最前列のど真ん中でした。
(N響と日フィルの定期会員券もP席なんですが、後ろの方なので、最前列は初めてでした。)
ど真ん中なので、マエストロ・メータと何度も目が合ったような気がしました。
マエストロ・メータの棒は、極めてシンプル。
ウィーン・フィルに対しては「あれこれ細かく指示する必要はない」という感じです。

前半はモーツァルトの「リンツ」。
弦楽器は10-8-6-4-2で管楽器とティンパニを入れても39人の小編成。
(コントラバス2人のうち1人の楽器はペルマンでした。)
目の前にトランペットとホルン、斜め前にティンパニが位置していましたが、バランス的には問題なく、極上の美しさを堪能しました。

後半は「第九」。
弦楽器は倍の人数となる16-14-12-10-8。
合唱団は前2列が女声、後ろ2列が男声で、上手-下手で高低に分かれていました。
自分の目の前で男声が歌っているので、自分も声を出しそうになりました。(苦笑)

解釈的にはかなりオーソドックスでしたが、3楽章がかなり速めのテンポなのが印象に残りました。

バランス的には、管楽器が増えた分、弦楽器がやや遠く感じたのですが、4楽章で、それまで座っていた合唱団が立つと、それまでダイレクトに聞こえていた管楽器が「壁の向こう」から聞こえるような形になり、かえってバランスが良くなったような気がしました。

今年はベルリン・フィルの「第九」もサントリーホールで聴いたんですが、世界最高峰の2つのオケ、しかも「第九」を続けて聴けるなんて、幸せですね。
きのうは「このホールで『第九』を指揮できたら死んでもいいかも」と思いながら(妄想しながら)聴きました。
本当に至福のときでした。
nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 8

コメント 2

hanamura

素晴らしい「妄想中!」ですねぇ☆ステキ!
私は、このホールで、テノール・パートが歌えたら!
・・・って、客席で歌うのはNG!ですね。(笑)
by hanamura (2016-10-13 18:48) 

Lionbass

hanamuraさま
ホントにもう少しで口ずさむところでした。
まあ、隣の人が驚く程度だとは思うんですが…。(笑)
by Lionbass (2016-10-16 17:58) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。