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巨匠の棒でロシア&フランス&イタリアの曲を【読響定期演奏会を聴く】 [音楽]

きのうは読響の定期演奏会を聴きました。
定期会員ではないんですが、1月の「日曜マチネー」から振り替えました。

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読売日本交響楽団 第575回定期演奏会
日時:2018年2月16日(金)19時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ユーリ・テミルカーノフ(読響名誉指揮者)
独奏:ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
曲目:チャイコフスキー 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
   ラフマニノフ 「パガニーニの主題による狂詩曲」
   ラヴェル 組曲「クープランの墓」
   レスピーギ 交響詩「ローマの松」
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img_読響201802.jpg

読響名誉指揮者であるテミルカーノフは79歳(今年の誕生日で80歳)というロシアの巨匠。
前半はチャイコフスキーとラフマニノフというロシアの作曲家の作品です。
「フランチェスカ・ダ・リミニ」はチャイコフスキーの他の作品と比べると演奏機会が少ない曲で、私自身は演奏経験がありません。
クラリネットの長いソロが印象的でした。

ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」はとても有名な曲で、題名は知らなくても耳にしたことがある人は多いはず。
特に、最後の方に出てくる「パガニーニの主題をひっくり返した」という第18変奏はその甘美なメロディーがとても印象的です。
ルガンスキーはアンコール(ラフマニノフ「前奏曲」)も含め、繊細さと力強さが感じられるとても好きなピアノでした。

後半はラヴェルとレスピーギ。
ラヴェルは先日、ザ・シンフォニカで2曲演奏したばかり。
ピアノ作品をオーケストラに編曲することが多く、この「クープランの墓」もそうした作品の1つ。
洒脱な作品で、先日の2曲同様、「弾くよりも聴く方がよさそう」と思いました。

最後は20世紀、イタリアの作曲家、レスピーギの大交響詩。
オルガンとバンダ(舞台以外に配置された奏者)も出てくる大編成の作品です。
(ピアノや「録音された鳥の声」も使われます。)
「ロシアの指揮者がイタリアの作品」というと、意外な組み合わせにも思えますが、もちろんそれは「勝手な思い込み」というもの。
(そんなことを言っていたら、日本人の指揮者がヨーロッパ起源のクラシック音楽を演奏することを否定することになっていまします。)

テミルカーノフ自身が好きな曲らしく、オーケストラものびのびと演奏している印象でした。
振替で割り当てられたのがRAというステージ真横の席だったので、オルガンやバンダを含めた大音響を満喫しました。
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