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『春のベートーヴェン』は爽やか・快速でした【読響日曜マチネーを聴く】 [音楽]

ヨーロッパでは、演奏会シーズンは9月に始まることが多いようですが、日本では春(4月)スタートのオーケストラと、秋(9月)スアートのオーケストラがあるようです。

「日曜マチネーシリーズ」の定期会員になっている読響は、春にシーズンが始まります。
きのうはその初回で、「春のベートーヴェン」と題した演奏会でした。
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読売日本交響楽団 第206回日曜マチネーシリーズ
日時:2018年4月8日(日)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:シルヴァン・カンブルラン(常任指揮者)
独奏:佐藤俊介(ヴァイオリン)
曲目:ラモー 歌劇「ダルダニュス」組曲から
   モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」
   ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調
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img_読響20180408.jpg

最初はまったく初めて聞くラモーの作品。
ラモーはフランスのバロック時代の作曲家で、この曲は古代ギリシャを舞台にした悲劇によるオペラ。
そこから選んだ曲による約20分の組曲が演奏されました。
弦楽器にフルート2(2人ともピッコロ持ち替え)、オーボエ2、ファゴット2、プロヴァンス太鼓という編成で、弦楽器の人数は(うろ覚えですが)8-8-5-4-2でした。

2曲目はモーツァルトの代表作の1つ、ヴァイオリン協奏曲第5番です。
爽やかな曲に爽やかな演奏でした。

最後はベートーヴェンの7番。
リズムが特徴的なベートーヴェンの代表作で、ドラマ「のだめカンタービレ」に使われたことでも知られています。
きのうの読響は、端正で爽やか、でも最後の第4楽章は熱狂的に盛り上がって終わりました。

指揮者のマエストロ・カンブルランは、9年間勤めてきた読響でのポストが今年で終わりとのこと。
長年の信頼関係のようなものが感じられ、「マエストロの棒についていこう」というオーケストラメンバーの気持ちが、最後の盛り上がりにつながっていたように思います。
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