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シューマンとR.シュトラウスで満腹【マーラー祝祭オケを聴く】 [音楽]

きのう土曜日は友人・知人多数出演のこちらの演奏会を聴きました。

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マーラー祝祭オーケストラ 第16回定期演奏会
日時:2018年10月6日(土)18時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)
指揮:井上喜惟
ゲストコンサートマスター:久保田巧
曲目:シューマン 交響曲第4番ニ短調(マーラー編曲版)
   リヒャルト・シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」
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img_マーラー祝祭オケ201810.jpg

シューマンの交響曲は通常「メインディッシュ」になる曲ですし、「英雄の生涯」はメインディッシュとしてもかなり重量級の作品。
両方聞いて結構「おなかいっぱい」でした。

このオーケストラ、「ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ」と名乗っていた第1回演奏を聴いて以来、16回のうちほぼ半分くらい聴いているんですが、調べたら今回は3年ぶりでした。
マーラーの交響曲は一応コンプリートしたみたいで、今回のプログラムはマーラーの曲はないのかと思いきや、前半のシューマンはマーラー編曲版。
マーラーはいろんな作曲家の作品を編曲しています。
というのは、マーラーより前の時代は、楽器(主に管楽器)の性能や、演奏者の技術に制約があって、作曲家の望むような音を必ずしも書けなかったので、マーラーがそれを「補う」ような編曲をしているという訳です。
ただ、今回のシューマン4番は「手の入れ方」が少ないそうで、聴いていて「あれ?」と思う部分はそんなに多くありませんでした。

後半は、リヒャルト・シュトラウスの大曲「英雄の生涯」。
「英雄」とは作曲者自身のことだそうで、過去の作品の断片がいろいろ出てきますし、「敵(批評家)」とか「戦場」とか「隠遁」など人生を描いています。
ヴァイオリンの長大なソロがあるんですが、ゲストコンマスの久保田さんがさすがの演奏でした。
各管楽器も聴かせどころを心得ていて、いい演奏でした。

あえて言えば、シューマンとシュトラウスの間や、管楽器と弦楽器の間の『温度差』がちょっと気になりましたが、この規模のアマチュアオケに共通の課題なのだと思います。

あと、せっかくいいホールで意欲的な演奏会を開いているのですから、お客さんがもう少し入ればいいと思いました。
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