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『ハルサイ』楽しみました【N響B定期を聴く】 [音楽]

きのうのN響B定期は、首席指揮者、パーヴォ・ヤルヴィの指揮でオール・ストラヴィンスキー・プログラムでした。

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NHK交響楽団 第1908回 定期公演 Bプログラム
日時:2019年2月21日(木)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
曲目:ストラヴィンスキー 幻想曲「花火」作品4
   同 「幻想的スケルツォ」作品3
   同 「ロシア風スケルツォ」
   同 「葬送の歌」 作品5
   同 バレエ音楽「春の祭典」
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img_N響201902.jpg

前半は「ロシア風スケルツォ」を除きストラヴィンスキー初期の曲。
1907~08年ごろの作品だそうです。
「火花」はストラヴィンスキー自身が1959年に来日した際、N響を指揮した記録が残っています。
(私の師匠である檜山薫先生も出演していて、ハーモニクスについてストラヴィンスキーに質問している写真は、「HIYAMAノート」に掲載しています。)

また、「葬送の歌」は師であったリムスキー・コルサコフの死去に伴って作曲したもの。
長らく楽譜の存在が分からなかったものが、2015年に発見されたそうです。

どの曲も、「案外聴きやすい」という感想。
でも「ストラヴィンスキーらしさ」満載で、楽しく聴きました。
(「葬送の歌」は悲しさに満ちていて、「楽しく」というのは不適切かもしれませんが…。)

後半は「春の祭典」。
1913年の初演の際は、大論争を巻き起こしたというこの作品ですが、もはや「古典」「スタンダード」の域に入っています。
(20世紀前半には、「触れる指揮者は世界に数人」とか「演奏できるオーケストラは世界に数団体」などと言われたそうですが、今やアマチュアオーケストラがしょっちゅう取り上げますからね…。)

N響の奏者の皆さんも、おそらく何十回と演奏した方が多いはず。
それだけに「お手の物」感がありながらも、緊張感を失わないいい演奏だったと思います。
楽しんで聴きました。
途中、金管楽器の「飛び出し」がいくつかありましたが、まあ「ご愛嬌」でしょう。

そして、長年オーボエ首席奏者を務め、たくさんの著作をモノにする一方、最近は指揮者としても活動している茂木大輔さんが、きのうで(東京での)演奏会は最後。
また、クラリネットの加藤明久さんも退団されるということで、やはりきのうが最後。
終演後、ステージを去るお2人に拍手が送られていました。

また、きのうはステージにマイクが多数立っていて、演奏を録音していましたが、演奏会の終演後にさらに録音のセッションがあったそうです。
CDを発売するとの話でした。
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