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「韓国を食べる」「中国人エリートは日本をめざす 」「ベイジン」=読み終わった本(2019.06) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2019年6月分です。

▼読み終わった本
*「韓国を食べる」
黒田勝弘・著、文春文庫

韓国を食べる

韓国を食べる

  • 作者: 黒田 勝弘
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/01/07
  • メディア: 文庫

通信社・新聞社の記者として長年韓国を取材してきた黒田氏の少し前の本。
ちょっと調べたいことがあり、古書を購入しました。
食事・食べ物を切り口に、韓国社会の変化や特色をあぶり出しています。
韓国を好きだからこそ厳しく見ているというのが伝わってきます。

▼読み終わった本
*「中国人エリートは日本をめざす なぜ東大は中国人だらけなのか? 」
中島恵・著、中公新書ラクレ

中国人エリートは日本をめざす - なぜ東大は中国人だらけなのか?

中国人エリートは日本をめざす - なぜ東大は中国人だらけなのか?

  • 作者: 中島 恵
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/10/05
  • メディア: 新書

今年4月に読んだ「日本の『中国人』社会」の著者の、少し前の本。
先に読んだ本と同様、中国人と日本社会の関係がどんどん変わってきていることが分かりました。
帯にもありますが、この本によると、東大、早大の留学生の半数は中国人なのだそうです。
いろんな意見があると思いますが、これは決して悪いことではないと思います。

▼読み終わった本
*「ベイジン(上)(下)」
真山仁・著、幻冬舎文庫

ベイジン〈上〉

ベイジン〈上〉

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 文庫

ベイジン〈下〉

ベイジン〈下〉

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: 文庫

読んでみようと思っていたところ、東京・新橋駅前のSL広場で開催していた古本市で偶然発見。
即購入しました。
2008年の北京オリンピックと、それに合わせて中国東北部に開業しようとする世界最大の原子力発電所を舞台(題材)にした物語。
「ベイジン」とは北京(Beijing)のことです。
オリンピックや原発の建設だけでなく、中国社会の汚職や権力闘争なども描かれています。
著者は中国についての詳しい知識を持っていなかったそうですが、それを感じさせません。
この本が書かれたのは、2011年の東日本大震災とそれに伴う福島第一原発の事故より前ですが、まるで原発事故を予見していたかのような描写も出てきます。
いろいろ考えさせられました。

▼読み終わった本
*「心で知る、韓国」
小倉紀蔵・著、岩波現代文庫

心で知る、韓国

心で知る、韓国

  • 作者: 小倉 紀蔵
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2012/01/18
  • メディア: 文庫

中国通の小倉氏の本。
いろんな媒体(雑誌など)に書かれた文章を集めたものということです。
黒田氏の本に比べると、いろいろと難しい表現も出てきますが、それぞれの考察はうなずける部分も多々ありました。

▼読み終わった本
*「日本人が勘違いしているカタカナ英語120」
キャサリン・A・クラフト著、里中哲彦・編訳、中公新書ラクレ

日本人が勘違いしているカタカナ英語120

日本人が勘違いしているカタカナ英語120

  • 作者: キャサリン・クラフト
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/02/07
  • メディア: 新書

最初に取り上げられているのが「インスタ映え」の英語表現。
ほかにも「マンツーマン」とか「サボる」などなど、「え?」と思ってしまう表現多数。
勉強になりました。
(もう忘れかけてますが…。)

▼読み終わった本
*「漢字の字形-甲骨文字から篆書、楷書へ」
落合淳思・著、中公新書

漢字の字形-甲骨文字から篆書、楷書へ

漢字の字形-甲骨文字から篆書、楷書へ

  • 作者: 落合 淳思
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/03/16
  • メディア: 新書

副題にあるように、つまり篆書(てんしょ)、隷書(れいしょ)、楷書などの字体と、個別の漢字の字形がどのように変化してきたかを詳しく解説した本。
古代と現代で、字形だけでなく意味が変化した字も多いということで、「へえ」「なるほど」と思うことがたくさんありました。
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コメント 2

YAP

ベイジンは私がちゃんと読んだ数少ない小説の一つです。
これが書かれたのは東日本大震災に伴う原発事故の前ですが、これ読むと、あの事故は「想定内」だったのに防げなかったのかと思ってしまいます。
小説家が取材した範囲の想像で書けるような事故だったわけですから。
by YAP (2019-07-06 06:42) 

Lionbass

YAPさま
「東京電力(の経営者)が”想像力”を働かせて対策を取っていたならば」と改めて考えさせられました。
それと北京に3年以上住んでいた身としては、中国の企業の「いい加減さ」の描写について、「あるある」と思いましたが…。
by Lionbass (2019-07-12 10:20) 

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