「東京23区×格差と階級」「外国語を学ぶための 言語学の考え方」「だからフェイクにだまされる」「江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた」=読み終わった本(2022.06) [読書]
「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年6月分です。
▼読み終わった本
*「東京23区×格差と階級」
橋本健二・著、中公新書ラクレ
新刊を購入。(2021年9月刊行)
著者は社会学者ということで、とても学術的な内容でした。
なんとなく想像がつくように、東京23区には「山手 vs 下町」などの”対立”があり、格差があります。
それは、「格差」が言われるようになるはるか昔、江戸時代から存在したもので、その後も行政が意図的に作り出してきた部分もあるようです。
いろいろと考えさせられる本でした。
▼読み終わった本
*「外国語を学ぶための 言語学の考え方」
黒田龍之助・著、中公新書
新刊を購入。(2016年刊行)
著者はスラブ系言語を専門とする語学の専門家で、これまでにも著書を読んだことがあります。
内容紹介の代わりに各章の見出しを記しておきます。
はじめに−−外国語学習は料理である
第一章 言語学が隠し味である理由(わけ)
第二章 間違えるのが怖い−−不安な言語学
第三章 空気を読む−−柔軟な言語学
第四章 品詞もいろいろ−−多様な言語学
第五章 大切なのは過去−−遡る言語学
第六章 迫られる二者択一−−張り合う言語学
終章 浪漫主義言語学への招待
おわりに−−ことばのシェフとして
▼読み終わった本
*「だからフェイクにだまされる 進化心理学から読み解く」
石川幹人・著、ちくま新書
新刊を購入。(2022年5月刊)
サブタイトルにあるように、人間の進化、人間社会のあり方から、「フェイク」への対応について考察した本です。
カバーにある紹介文には「フェイク問題は、フェイク自体に焦点を当てても、その解決法は見えてこない。人類が強力と信頼を大切にする生き物として発展してきたこと、想像力や言語能力を身につけ、他の動物ではけっしてなしえなかった文明の確立に成功したことを理解しよう」とあります。
つまり、「人類は、他人の言葉を信頼することによって(複雑な)共同作業が可能になり、それによって文明を発展させてきた」ということです。
▼読み終わった本
*「江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実」
古川愛哲・著、講談社+α新書
古書店で購入。
2008年の本で、著者は大学で映画を学び、放送作家を経て文筆家になったそうです。
「江戸時代は『エコ』だった」など、いろんなイメージがあると思いますが、こうした江戸時代を美化する風潮は、当時を知る人たちがほとんどいなくなった大正時代に盛んになり、昭和に入って加速したということです。
カバー裏表紙側に紹介されている内容は以下のようなものです。
●時代劇とは違う江戸の町景色
●男たちが浮世絵好きだった理由
●「生類憐み令」は悪法か?
●切捨御免で復讐された馬鹿殿
●時代劇の切腹は無作法?
●幼君への驚愕の性教育
●農民は本当に虐げられていたか?
●誰が関東平野を開拓したのか?
●新時代到来で地方を中央に格差
●幕末の慰安婦外交とハーフの運命
▼読み終わった本
*「東京23区×格差と階級」
橋本健二・著、中公新書ラクレ
新刊を購入。(2021年9月刊行)
著者は社会学者ということで、とても学術的な内容でした。
なんとなく想像がつくように、東京23区には「山手 vs 下町」などの”対立”があり、格差があります。
それは、「格差」が言われるようになるはるか昔、江戸時代から存在したもので、その後も行政が意図的に作り出してきた部分もあるようです。
いろいろと考えさせられる本でした。
▼読み終わった本
*「外国語を学ぶための 言語学の考え方」
黒田龍之助・著、中公新書
新刊を購入。(2016年刊行)
著者はスラブ系言語を専門とする語学の専門家で、これまでにも著書を読んだことがあります。
内容紹介の代わりに各章の見出しを記しておきます。
はじめに−−外国語学習は料理である
第一章 言語学が隠し味である理由(わけ)
第二章 間違えるのが怖い−−不安な言語学
第三章 空気を読む−−柔軟な言語学
第四章 品詞もいろいろ−−多様な言語学
第五章 大切なのは過去−−遡る言語学
第六章 迫られる二者択一−−張り合う言語学
終章 浪漫主義言語学への招待
おわりに−−ことばのシェフとして
▼読み終わった本
*「だからフェイクにだまされる 進化心理学から読み解く」
石川幹人・著、ちくま新書
新刊を購入。(2022年5月刊)
サブタイトルにあるように、人間の進化、人間社会のあり方から、「フェイク」への対応について考察した本です。
カバーにある紹介文には「フェイク問題は、フェイク自体に焦点を当てても、その解決法は見えてこない。人類が強力と信頼を大切にする生き物として発展してきたこと、想像力や言語能力を身につけ、他の動物ではけっしてなしえなかった文明の確立に成功したことを理解しよう」とあります。
つまり、「人類は、他人の言葉を信頼することによって(複雑な)共同作業が可能になり、それによって文明を発展させてきた」ということです。
▼読み終わった本
*「江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実」
古川愛哲・著、講談社+α新書
江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実
- 作者: 古川愛哲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/14
- メディア: Kindle版
古書店で購入。
2008年の本で、著者は大学で映画を学び、放送作家を経て文筆家になったそうです。
「江戸時代は『エコ』だった」など、いろんなイメージがあると思いますが、こうした江戸時代を美化する風潮は、当時を知る人たちがほとんどいなくなった大正時代に盛んになり、昭和に入って加速したということです。
カバー裏表紙側に紹介されている内容は以下のようなものです。
●時代劇とは違う江戸の町景色
●男たちが浮世絵好きだった理由
●「生類憐み令」は悪法か?
●切捨御免で復讐された馬鹿殿
●時代劇の切腹は無作法?
●幼君への驚愕の性教育
●農民は本当に虐げられていたか?
●誰が関東平野を開拓したのか?
●新時代到来で地方を中央に格差
●幕末の慰安婦外交とハーフの運命
今の新型コロナ騒動は、フェイクニュースの塊みたいなものですよね。
今また新規「陽性者」が増えてきて騒ぎ始めましたが、リスクレベルを無視して危険ばかり煽って。
この国の将来が心配です。
by YAP (2022-07-06 08:23)
YAPさま
情報が統制されて少なすぎるのはもちろん困るんですが、多すぎるのも困りますよね。
「情報がたくさんあって、みんながリテラシー(判断能力)を持っている」というのが理想だと思うんですが、なかなか難しいことだと思います。
by Lionbass (2022-07-09 10:55)