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ブルックナーの『アダージョ』が心にしみました【下野竜也指揮・日フィル定期を聴く】 [音楽]

今月は演奏会を聴きに行く予定が詰まってます。
昨夜はこちら。

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日本フィルハーモニー交響楽団 第698回東京定期演奏会
日時:2018年3月2日(金)19時00分開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:下野竜也
独奏:ルイジ・ピオヴァノ(チェロ)
曲目:スッペ 喜歌劇《詩人と農夫》序曲
   尹 伊桑(ユン・イサン)チェロ協奏曲
   マクミラン「イゾベル・ゴーディの告白」
   ブルックナー(スクロヴァチェフスキ編曲)弦楽五重奏より「アダージョ」
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img_日フィル201803.jpg

「詩人と農夫」序曲は、中学校の吹奏楽部で、私が入学する前の年のコンクール自由曲だったらしい曲。
タイトルは耳に残っていますが、実は演奏したことありません。
チェロのかなり長いソロがあるのも理由かもしれません。
きのうは、日フィル・ソロチェロの辻本さんが朗々と演奏してました。

2曲目は、韓国人作曲家、ユン・イサンのチェロ協奏曲。
1曲目の「詩人と農夫」序曲は、この曲へのつながりで選曲したそうです。
1970年代の作品ということで、いわゆる『現代曲』。
私には難しかったので、感想は控えます。

後半はまずイギリスの作曲家、マクミランの「イゾベル・ゴーディの告白」。
イゾベル・ゴーディは17世紀の(英)スコットランドに実在した「自称『魔女』」だそうです。
自ら「魔女」であると名乗り出て、悪魔と契約したことなどを『告白』したのだとか。
マクミランは1959年生まれということで、この作品もやはり『現代曲』ではあるのですが、「映画音楽」的な部分もあり、上記のチェロ協奏曲よりはなじめる感じの作品でした。

そのマクミラン作品と続けて演奏されたのは、ブルックナーの「アダージョ」。
昨年亡くなった指揮者・作曲家のスクロヴァチェフスキの編曲によるものです。
マクミランの衝撃的な終わり方の後、静かに始まり、ひたすら美しい曲でした。
初めて聴きましたが、「これは演奏してみたいかも」と思わせる心にしみる作品でした。

ちなみに、このようなプログラムゆえでしょうか、サントリーホールはおそらく50%くらいの客入りでした。
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