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ワーグナーの世界を少しだけ体験しました【日フィル4月東京定期を聴く】 [音楽]

連休は演奏会三昧。
(まだ連休ではありませんが)きのうは2日連続のサントリーホールで日フィル定期でした。

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日本フィルハーモニー交響楽団 第699回 東京定期演奏会
日時:2018年4月27日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ピエタリ・インキネン(首席指揮者)
曲目:ワーグナー 歌劇「タンホイザー」序曲
   同 歌劇「ローエングリン」より第1幕への前奏曲
   同 歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
   同(マゼール編)「言葉のない『指環』」
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img_日フィル201904.jpg

ワーグナーは19世紀ドイツの人で、それまでにない壮大な『オペラ』の世界を作り上げた作曲家。
『オペラ』と書きましたが、それまでのオペラ(歌劇)の枠を超え、「楽劇」「舞台祝祭劇」などと称する形式・作品を世に送り出しました。

きのうの前半は、「タンホイザー」と「ローエングリン」より。
これらはよく演奏される曲で、「ローエングリン」の2つの前奏曲は数年前にやりました。
「タンホイザー」序曲は、なぜか演奏したことがないんですが…。

後半は、指揮者として活躍したロリン・マゼール編曲の「言葉のない『指環』」。
「指環」とは「ニーベルングの指環」のことで、この舞台祝祭劇は上演するのに全部で4日(4晩)が必要。
演奏時間にして15〜16時間かかると言われています。

この長い曲を、演奏会でも取り上げやすい形にしようという試みはいくつもあるそうですが、その中で比較的演奏機会が多いのが、このマゼール編の「言葉のない『指環』」です。
壮大なストーリー&音楽を少しだけですが体験できました。

でも、何しろ4日かかる物語を抜粋しているので、事前に予習するのが望ましいような気がします。
プログラムにも解説があるんですが、より詳しく頭に入れておいた方が、演奏もよく分かるのではないかと思います。
演奏にはバストランペット、コントラバストロンボーン、ワーグナーテューバなど、ほかの作曲家の作品では登場しない楽器も使われていて、そのあたりにも注目していたら、約1時間という長い曲もあっという間でした。
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