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1920年代・30年代・40年代のストラヴィンスキー【5月N響B定期を聴く】 [音楽]

きのうはサントリーホールでN響のB定期(2日目)を聴きました。

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NHK交響楽団第1887回定期公演Bプログラム
日時:2018年5月24日(木)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ(首席指揮者)
曲目:ストラヴィンスキー バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
   同 バレエ音楽「カルタ遊び」
   同 3楽章の交響曲
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img_サントリーホール20180524.jpg

今月のN響B定期はストラヴィンスキー・プロ。
ストラヴィンスキーというと「春の祭典」「火の鳥」「ペトルーシュカ」がもっとも演奏機会が多く、そのほかにもいろいろ知られている曲がありますが、きのうの3曲は、どちらかというと耳にする機会の少ない曲。
定期演奏会らしい選曲だと思います。
でも、やはり『人気曲・有名曲』じゃないとお客さんの入りはよくなくて、客席は7割程度の埋まり具合でした。
B定期はいつもほぼ満員(空席1割以下)なんですが…。

N響と首席指揮者・ヤルヴィはこれまでにリヒャルト・シュトラウスやマーラーなどをたくさん取り上げていますが、さらに『レパートリー』を広げていますね。

きのうの演奏ですが、3曲の作曲時期はそれぞれ1920年代、30年代、40年だだそうです。

ストラヴィンスキーは105年前の1913年に「春の祭典」を発表。
当時としては超・前衛的な曲で、賛否両論を巻き起こしました。
きのうの3曲はそれに比べるとオーソドックスな部分もあり、ストラヴィンスキーの作風の変化が分かるプログラムでした。
1曲目と2曲目は「バレエ音楽」ですが、最初の「アポロ」は弦楽器だけの編成。
ジャズ的な部分や映画音楽的なところもありました。

次の「カルタ遊び」はトランプ(ポーカー)を題材にしたもの。
踊りがあれば結構ドタバタな場面もあるようで、なかなか面白い曲でした。

3曲目の「交響曲」は第二次世界大戦中に作られたもの。
解説を読んだのもあるんでしょうが、どこか、重苦しいものを感じさせる音楽でした。

マエストロ・ヤルヴィはいつも弦楽器を対向配置にしているんですが、きのうは「通常配置」でした。
作曲時期を勘案してのことでしょうか?
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