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「世界一簡単なフランス語の本」「『片頭痛』からの卒業」「旅客機型式ハンドブック」「物語 スペインの歴史」「楽譜の歴史」=読み終わった本(2018.06) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2018年6月分です。

▼読み終わった本
*「世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!」
中条省平・著、幻冬舎新書

世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!

世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る!

  • 作者: 中条 省平
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/03/29
  • メディア: 新書

確かに、まったくフランス語の学習経験がない人にも理解できるように、とても丁寧に説明されています。
これだけで話せるようになるかどうかは分かりませんが、「これだけは知っておかなければ」という要素は網羅されているのだろうと思います。
私自身、実は大学の第二外国語がフランス語だったので、「さすがに知っている」という事柄が多かったのですが、それでも「思い出す」のにはとても有益でした。

▼読み終わった本
*「『片頭痛』からの卒業」
坂井文彦・著、講談社現代新書

「片頭痛」からの卒業

「片頭痛」からの卒業

  • 作者: 坂井 文彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/05/17
  • メディア: 新書

頭痛の研究に関する世界的権威の手になる本。
私自身、「片頭痛」よりは「緊張性頭痛」があるような気がするんですが、それに含めいろいろと説明されていて、「なるほど」「へえ」と思いました。
面白かったのは、パウロ(キリスト教の聖人)や芥川龍之介が片頭痛持ちだった(であろう)というお話。
聖書や芥川の作品の描写に基づくものだそうですが、目の前に光が見え、そのあとに凄まじい頭痛が起きるというのは、片頭痛の典型ということです。

▼読み終わった本
*「旅客機型式ハンドブック」
イカロス・ムック

旅客機型式ハンドブック

旅客機型式ハンドブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2018/05/29
  • メディア: ムック

私は「乗りテツ」ですが、実は飛行機も好きで「機種マニア」です。
鉄道趣味でいえば「車両テツ」みたいなものでしょうか。
なので、このような本を見かけるとつい買って読んでしまいます。
1970年代に初めて海外旅行に行った時、乗った飛行機はシンガポール航空のDC-8でした。
その後、「海外旅行といえばボーイング747=ジャンボ機」という時代が長くつづきましたが、現在はB777やB787、それにエアバスの時代ですね。

▼読み終わった本
*「物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代」
岩根圀和・著、中公新書

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代

  • 作者: 岩根 圀和
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/04/01
  • メディア: 新書

署名に「物語」と付いているように、「歴史の教科書」ではなく人物や出来事にスポットを当てて、物語風に読ませてくれる本です。
なかでも、「ドン・キホーテ」の作者、セルバンテスについての記述が豊富にあるほか、「無敵艦隊」の実態や、異端審問などスペインの歴史の暗い部分にも焦点が当てられていて、いろいろと考えさせられました。

▼読み終わった本
*「聖書の世界」
自由國民社(総解説シリーズ)

聖書の世界

聖書の世界

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 自由國民社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本

30人近くの専門家が分担して執筆した300ページ以上ある分厚い本。
1998年の発行(Amazonのリンクはおそらく改訂版)で、今や珍しい活版印刷のようです。
図版も豊富で、とても勉強になりました。

▼読み終わった本
*「楽譜の歴史」
皆川達夫・著、音楽之友社(ミュージックギャラリー8)

楽譜の歴史

楽譜の歴史

  • 作者: 皆川 達夫
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: ハードカバー

図版を中心にした「楽譜の歴史」の本。
音楽というのは、演奏するそばから消えていくものであり、かつては耳で聞いて覚えて伝えていくという口伝に頼るしかありませんでした。
それが「楽譜」の出現により、「記録」として残すことが可能になったわけです。
言語と文字の関係に似ていますね。
現在では、五線の上に音符(いわゆる「おたまじゃくし」)を並べる記譜法が、ほかの方法を駆逐してしまいましたが、歴史的にはいろんな楽譜の形がありました。
この本では、そうした楽譜の実例を示し、現代の記譜法ではどうなるかも示しながら説明していて、これまた興味深い本でした。
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