『古き良きベートーヴェン』という感じでした【読響日曜マチネーを聴く】 [音楽]
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読売日本交響楽団 第214回日曜マチネーシリーズ
日時:2019年2月10日(日)14時開演
会場:東京芸術劇場 コンサートホール(東京・池袋)
指揮:小林研一郎
独奏:タムシン・ワリー=コーエン(ヴァイオリン)
曲目:ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調(「運命」)
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先日の日フィルに続き、炎のマエストロこと小林研一郎氏のタクトによりチャイコフスキー、そしてベートーヴェン(&ウェーバー)が演奏されました。
チャイコフスキーのソリストは、ワリー=コーエンというイギリス人の若き女性ヴァイオリニスト。
溌剌とした演奏でした。
後半はベートーヴェンの(通称)「運命」。
最近はテンポ早めのサクサクとして演奏が多いのですが、マエストロ・コバケンはどちらかというと「オールドスタイル」の演奏でした。
「最近の演奏スタイルとは違うな」と思った部分はいろいろあるんですが、1つ挙げるとすれば、第1楽章後半のファゴットが「・ソソソ|ドー|レー|ソーーー」と吹く部分。
ここでホルンも同じことを吹いてました。
20世紀中頃まではそういう演奏が多かったんですが、最近では「楽譜通り」(改変せずに)演奏するのが主流なので、ちょっと『懐かしい』感じがしました。
オーケストラの演奏会のお客さんは、年配の男性が多いんですが、きのうは中高年の女性が多く、私の周囲では「よかったわあ」と口々に賞賛する人が多数。
マエストロ・コバケンのファンなんでしょうね…。
こういうお客さんも大事にしなければいけないですね。