夏休みの北海道旅行 [旅行・乗り物]
2カ月近く前の話になりますが、夏休みに北海道に旅行してきました。
ほぼ毎年、夏は海外に出かけてましたが、このような状況で国内となりました。
幸い、その後も特に感染症などの症状はありませんので、ブログにアップしても迷惑をかけることはないだろうと判断し、簡単な旅行記を投稿する次第です。
旅行したのは8月下旬でしたが、東京が連日最高気温33〜34度の猛暑だったのに対し、札幌の最高気温は27〜28度くらいで、朝夕は20度前後まで下がるなど、過ごしやすい気候。
いい避暑旅になりました。
北海道ですので、往復は当然飛行機を利用。
どうせならということで、行きは日本航空が導入したばかりのエアバスA350の便を選びました。
といっても、短いフライトですし、普通席だったので、どこかが画期的に違っているというわけでもないのですが…。
新千歳空港到着後は、レンタカー会社の車で営業所に直行。
写真の車を借りて札幌市内のホテルに向かいました。
(ちなみに5泊6日で740km走りました。)
5泊6日の北海道滞在中、レンタカー以外の公共交通機関を利用したのは、札幌〜小樽間を往復したJR線と、サッポロビール園→札幌駅のバスだけでした。
どちらもそんなに混雑していませんでした。
こちらは到着初日に札幌から小樽まで乗ったJR北海道の車両。
新千歳に到着したときはときどき小雨が降っていましたが、そのうち止んで、小樽の運河辺りを観光していたら夕焼け空に虹がかかりました。
おなじみ、札幌のテレビ塔。
この付近の大通公園は、毎年夏にはビール各社のビアガーデンができるそうですが、今年はやってませんでした。
2日目の夜にサッポロビール園へ行き、屋外でジンギスカンをいただきました。
3日目は札幌から車で富良野・美瑛方面を通り層雲峡へ。
写真は中富良野町のラベンダー園です。
(残念ながらラベンダーの時期は過ぎていました。)
層雲峡では大雪山系の山にロープウェーで登ったりして、自然を満喫しました。
4日目は層雲峡から札幌に戻り、札幌市内(狸小路近辺)のホテルに2泊。
5日目と6日目(最終日)はゴルフに行きました。
写真は省略しますが、滞在中は、小樽での寿司を皮切りに、スープカレー、ジンギスカン、味噌ラーメン、豚丼などなど、北海道グルメを満喫しました。
空港や飛行機の機内、滞在したホテルなど、感染対策は神経質なほどやっていましたし、私たち自身も移動で公共交通機関をなるべく避けるなど気をつけました。
東京で満員電車に乗るよりは、リスクは低かったのではないかと思います。
ほぼ毎年、夏は海外に出かけてましたが、このような状況で国内となりました。
幸い、その後も特に感染症などの症状はありませんので、ブログにアップしても迷惑をかけることはないだろうと判断し、簡単な旅行記を投稿する次第です。
旅行したのは8月下旬でしたが、東京が連日最高気温33〜34度の猛暑だったのに対し、札幌の最高気温は27〜28度くらいで、朝夕は20度前後まで下がるなど、過ごしやすい気候。
いい避暑旅になりました。
北海道ですので、往復は当然飛行機を利用。
どうせならということで、行きは日本航空が導入したばかりのエアバスA350の便を選びました。
といっても、短いフライトですし、普通席だったので、どこかが画期的に違っているというわけでもないのですが…。
新千歳空港到着後は、レンタカー会社の車で営業所に直行。
写真の車を借りて札幌市内のホテルに向かいました。
(ちなみに5泊6日で740km走りました。)
5泊6日の北海道滞在中、レンタカー以外の公共交通機関を利用したのは、札幌〜小樽間を往復したJR線と、サッポロビール園→札幌駅のバスだけでした。
どちらもそんなに混雑していませんでした。
こちらは到着初日に札幌から小樽まで乗ったJR北海道の車両。
新千歳に到着したときはときどき小雨が降っていましたが、そのうち止んで、小樽の運河辺りを観光していたら夕焼け空に虹がかかりました。
おなじみ、札幌のテレビ塔。
この付近の大通公園は、毎年夏にはビール各社のビアガーデンができるそうですが、今年はやってませんでした。
2日目の夜にサッポロビール園へ行き、屋外でジンギスカンをいただきました。
3日目は札幌から車で富良野・美瑛方面を通り層雲峡へ。
写真は中富良野町のラベンダー園です。
(残念ながらラベンダーの時期は過ぎていました。)
層雲峡では大雪山系の山にロープウェーで登ったりして、自然を満喫しました。
4日目は層雲峡から札幌に戻り、札幌市内(狸小路近辺)のホテルに2泊。
5日目と6日目(最終日)はゴルフに行きました。
写真は省略しますが、滞在中は、小樽での寿司を皮切りに、スープカレー、ジンギスカン、味噌ラーメン、豚丼などなど、北海道グルメを満喫しました。
空港や飛行機の機内、滞在したホテルなど、感染対策は神経質なほどやっていましたし、私たち自身も移動で公共交通機関をなるべく避けるなど気をつけました。
東京で満員電車に乗るよりは、リスクは低かったのではないかと思います。
懐かしかったブラームスPf協奏曲第2番【日フィル10月東京定期を聴く】 [音楽]
2日連続のサントリーホール。
きのうは日フィル演奏会でした。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日本フィルハーモニー交響楽団 第724回東京定期演奏会
日時:2020年10月09日(金)19時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:飯守泰次郎
独奏:福間洸太朗(ピアノ)
曲目:シューベルト 交響曲第7番ロ短調「未完成」
ブラームス ピアノ協奏曲第1番ニ短調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
前半の「未完成」は、アマチュアではとてもよく演奏される曲ですが、プロオケの演奏会では案外取り上げられないような気もします。
後半はブラームスのピアノ協奏曲第1番。
作曲者若い頃の作品だそうです。
おととし私自身演奏したので、なにか懐かしい感じで聴きました。
独奏者の福間さんは今売り出し中のピアニストの1人ですが、力強さと繊細さが感じられて、とても素晴らしいと思いました。
おとといの新日フィルは「客席の半分までの入場者」という制限を11月まで続けているそうですが、日フィルは今月から撤廃。
(とは言っても普段から満席にはあまりなりませんし、客席はやや寂しい感じでした。)
私自身、購入した会員権の席に座りました。
ステージ上は、管楽器奏者の前にアクリル板を置いていて、弦楽器の人数は若干減らしているようでした。
まだまだいろいろ制限があって、各オーケストラが試行錯誤を続けている状況。
出演者も曲目も変更を余儀なくされていて、きのうは本来、ロシア人指揮者(ラザレフ)で、ショスタコーヴィチの交響曲10番の予定だったそうです。
ショスタコーヴィチもそうですが、マーラーやリヒャルト・シュトラウスなど、大編成の曲は取り上げるのが困難な状況は続いています。
木曜、金曜とどちらもブラームスの協奏曲が演奏されたのも、こうした状況ゆえですね。
アマチュアオーケストラでも、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンあたりが大人気です。
きのうは日フィル演奏会でした。
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日本フィルハーモニー交響楽団 第724回東京定期演奏会
日時:2020年10月09日(金)19時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:飯守泰次郎
独奏:福間洸太朗(ピアノ)
曲目:シューベルト 交響曲第7番ロ短調「未完成」
ブラームス ピアノ協奏曲第1番ニ短調
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前半の「未完成」は、アマチュアではとてもよく演奏される曲ですが、プロオケの演奏会では案外取り上げられないような気もします。
後半はブラームスのピアノ協奏曲第1番。
作曲者若い頃の作品だそうです。
おととし私自身演奏したので、なにか懐かしい感じで聴きました。
独奏者の福間さんは今売り出し中のピアニストの1人ですが、力強さと繊細さが感じられて、とても素晴らしいと思いました。
おとといの新日フィルは「客席の半分までの入場者」という制限を11月まで続けているそうですが、日フィルは今月から撤廃。
(とは言っても普段から満席にはあまりなりませんし、客席はやや寂しい感じでした。)
私自身、購入した会員権の席に座りました。
ステージ上は、管楽器奏者の前にアクリル板を置いていて、弦楽器の人数は若干減らしているようでした。
まだまだいろいろ制限があって、各オーケストラが試行錯誤を続けている状況。
出演者も曲目も変更を余儀なくされていて、きのうは本来、ロシア人指揮者(ラザレフ)で、ショスタコーヴィチの交響曲10番の予定だったそうです。
ショスタコーヴィチもそうですが、マーラーやリヒャルト・シュトラウスなど、大編成の曲は取り上げるのが困難な状況は続いています。
木曜、金曜とどちらもブラームスの協奏曲が演奏されたのも、こうした状況ゆえですね。
アマチュアオーケストラでも、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンあたりが大人気です。
ブラームスのVn協奏曲は名演でした【新日フィル演奏会を聴く】 [音楽]
少しずつ演奏会が開かれるようになってきた音楽業界。
とはいえ外国人の指揮者や演奏家(独奏者)が来日できず、プログラムが出演者が変更になったり、入場可能な人数が「ホール客席の半分まで」だったり、検温・手指消毒を求められたりと、まだまだ日常には戻っていません。
そんな中、昨夜は新日フィル演奏会に行ってきました。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
#625 ジェイド〈サントリーホール・シリーズ〉
日時:2020年10月8日(木)19:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:熊倉優
独奏:竹澤恭子(ヴァイオリン)
曲目:ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
チャイコフスキー交響曲第4 へ短調
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
前半はブラームスのヴァイオリン協奏曲。
独奏の竹澤さんは日本を代表するヴァイオリニストのお1人。
プログラムを読むとご自身にとって特別な曲だということで、大変な熱演・名演でした。
しかも、若い指揮者にも配慮しながらの演奏のように感じられました。
後半はチャイコフスキーの交響曲第4番。
なかなか難しい曲だと思います。
指揮の熊倉さんは売り出し中の若手の一人。
1992年生まれということで(誕生日を迎えていれば)28歳。
とても一生懸命な指揮ぶりに好感が持てました。
前述のように、客席は「ソーシャルディスタンス」に配慮して一席ずつ開けたいわゆる「市松模様」。
「来場者が声を発しないイベント」について「定員の半数まで」の制限はなくなっていますが、新日フィルでは11月までこれを維持するようです。
ステージ上ではスタッフが奏者同士の間隔を図っていましたが、弦楽器・管楽器ともにそんなに離れた感じはしませんでした。
(マスク着用の奏者もほとんどいませんでした。)
そういえば、音大生時代から知っている若いコントラバス奏者が出演していました。
活躍ぶり、これからも応援したいと思います。
とはいえ外国人の指揮者や演奏家(独奏者)が来日できず、プログラムが出演者が変更になったり、入場可能な人数が「ホール客席の半分まで」だったり、検温・手指消毒を求められたりと、まだまだ日常には戻っていません。
そんな中、昨夜は新日フィル演奏会に行ってきました。
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新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
#625 ジェイド〈サントリーホール・シリーズ〉
日時:2020年10月8日(木)19:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:熊倉優
独奏:竹澤恭子(ヴァイオリン)
曲目:ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
チャイコフスキー交響曲第4 へ短調
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前半はブラームスのヴァイオリン協奏曲。
独奏の竹澤さんは日本を代表するヴァイオリニストのお1人。
プログラムを読むとご自身にとって特別な曲だということで、大変な熱演・名演でした。
しかも、若い指揮者にも配慮しながらの演奏のように感じられました。
後半はチャイコフスキーの交響曲第4番。
なかなか難しい曲だと思います。
指揮の熊倉さんは売り出し中の若手の一人。
1992年生まれということで(誕生日を迎えていれば)28歳。
とても一生懸命な指揮ぶりに好感が持てました。
前述のように、客席は「ソーシャルディスタンス」に配慮して一席ずつ開けたいわゆる「市松模様」。
「来場者が声を発しないイベント」について「定員の半数まで」の制限はなくなっていますが、新日フィルでは11月までこれを維持するようです。
ステージ上ではスタッフが奏者同士の間隔を図っていましたが、弦楽器・管楽器ともにそんなに離れた感じはしませんでした。
(マスク着用の奏者もほとんどいませんでした。)
そういえば、音大生時代から知っている若いコントラバス奏者が出演していました。
活躍ぶり、これからも応援したいと思います。
マエストロの白熱教室2020 [音楽]
きのう日曜日は、横浜市青葉区のフィリアホールまで出かけました。
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マエストロの白熱教室2020~指揮者・広上淳一の音楽道場~
日時:2020年10月4日(日)13:00開演
会場:フィリアホール(横浜市青葉区)
出演:広上淳一(指揮者、東京音楽大学教授)
東京音楽大学指揮科教員(指揮指導)
東京音楽大学指揮科学生(指揮)
東京音楽大学器楽科学生による弦楽オーケストラ
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
2013年以来毎年行われているプログラム。
「普段東京音大で行われている指揮の授業(レッスン)をお客さんの前で行う」というコンセプトです。
例年は管楽器・打楽器の入る小編成のオーケストラを相手に学生が指揮するのですが、今年はコロナ禍によるステージ上の人数制限などがあり、弦楽オーケストラ相手の授業となりました。
ただし、それについて広上教授やほかの先生方が突っ込みを入れたり注文をつけたりするのは、これまでと同じです。
今年は、4年生の男子学生2人と、3年生の女子学生が「生贄」となりました。
3人は勉強になったことと思います。
去年は私自身「生贄」となったのですが、ずいぶん昔のことのような気がします。
(今年に入っていろんなことがあったせいでしょうか…。)
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マエストロの白熱教室2020~指揮者・広上淳一の音楽道場~
日時:2020年10月4日(日)13:00開演
会場:フィリアホール(横浜市青葉区)
出演:広上淳一(指揮者、東京音楽大学教授)
東京音楽大学指揮科教員(指揮指導)
東京音楽大学指揮科学生(指揮)
東京音楽大学器楽科学生による弦楽オーケストラ
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2013年以来毎年行われているプログラム。
「普段東京音大で行われている指揮の授業(レッスン)をお客さんの前で行う」というコンセプトです。
例年は管楽器・打楽器の入る小編成のオーケストラを相手に学生が指揮するのですが、今年はコロナ禍によるステージ上の人数制限などがあり、弦楽オーケストラ相手の授業となりました。
ただし、それについて広上教授やほかの先生方が突っ込みを入れたり注文をつけたりするのは、これまでと同じです。
今年は、4年生の男子学生2人と、3年生の女子学生が「生贄」となりました。
3人は勉強になったことと思います。
去年は私自身「生贄」となったのですが、ずいぶん昔のことのような気がします。
(今年に入っていろんなことがあったせいでしょうか…。)
「地下鉄の駅はものすごい」「漢語からみえる世界と世間」「アルゲリッチとポリーニ」=読み終わった本(2020.09) [読書]
「読み終わった本」リスト(備忘録)、2020年9月分です。
▼読み終わった本
*「地下鉄の駅はものすごい」
渡部史絵・著、平凡社新書
駅や線路の工事を中心にした地下鉄の本。
鉄道関係の本は目についたら買うようにしています。
東京メトロ編、都営地下鉄編、駅の設備編、全国の地下鉄編と分かれていて、それぞれに知らない話も盛りだくさんでした。
(もちろん知っている話も多かったのですが。)
▼読み終わった本
*「漢語からみえる世界と世間――日本語と中国語はどこでずれるか」
中川正之・著、岩波現代文庫
日本では中国から受け入れた漢字が長年広く使われているので、「同文同種」などという考え方もあります。
しかし、日本語と中国語は文法も発音もまったく違いますし、背景にある文化も異なっているわけで、同じ言葉(漢語)でも意味が同一でないことは珍しくありません。
日本語で言う「平和」は中国語では「和平」だったり、日本語の「手紙」は中国語では「信」(あるいは「信件」)。
また中国語で「愛人」というと日本で言う「恋人」だったりと、単語レベルでもいろんな違いがあります。
詳しい内容はこの本を読んでいただきたいのですが、単に言葉遣いだけの違いではなく、日本人と中国人の「ものの考え方」にも関わる話だと思いました。
▼読み終わった本
*「アルゲリッチとポリーニ~ショパン・コンクールが生んだ2人の『怪物』」
本間ひろむ・著、光文社新書
アルゼンチン出身のユダヤ系女性、マルタ・アルゲリッチと、イタリア出身のマウリツィオ・ポリーニは、どちらも1940年代生まれ(1歳違い)の世界的人気ピアニストで、どちらもショパン・コンクール優勝という経歴を持っていますが、その生き方や演奏スタイルは正反対と言ってもいいでしょう。
日本でも人気の高いこの2人について、さまざまな角度から比較していて、とても興味深い本でした。
▼読み終わった本
*「女と男 なぜわかりあえないのか」
橘玲・著、文春新書
さまざまな「物議をかもす」本を出している橘氏の近著。
(雑誌の連載を新書化したものだそうです。)
相変わらず面白い本でした。
生物的な違いを中心に、「女と男」をめぐる問題について論じていますが、「政治的正しさ(PC)」「ジェンダーフリー」を主張する人たちにとっては目をむくような内容もあるかもしれません。
でも、社会的な「ジェンダー」の問題と、生物としての人間の男女の問題は、混同してはいけないような気がしています。
▼読み終わった本
*「現代ヨーロッパの言語」
田中克彦&H.ハールマン著、岩波新書
タイトルに「現代ヨーロッパ」とありますが、1985年の本なので、35年前ということになります。
まだ冷戦終結・ソ連崩壊の前なので、ヨーロッパが東西両陣営に分かれていた時代です。
そうした時代の違いもなかなか興味深いのですが、もう一つ、本書で論じられていて「へえ」と思ったのは、言葉の「造成」(アウスバウ)という言葉。
ある地域で話されている言葉が、ある言語の方言なのか、それとも別の言語なのかは、いろんな事例があって、結構微妙なこともあります。
この「造成」とは、「一つの言語」として成り立つよう人為的に「手を加える」ことで、ヨーロッパにはいろいろ事例があるようです。
勉強になりました。
▼読み終わった本
*「地下鉄の駅はものすごい」
渡部史絵・著、平凡社新書
駅や線路の工事を中心にした地下鉄の本。
鉄道関係の本は目についたら買うようにしています。
東京メトロ編、都営地下鉄編、駅の設備編、全国の地下鉄編と分かれていて、それぞれに知らない話も盛りだくさんでした。
(もちろん知っている話も多かったのですが。)
▼読み終わった本
*「漢語からみえる世界と世間――日本語と中国語はどこでずれるか」
中川正之・著、岩波現代文庫
日本では中国から受け入れた漢字が長年広く使われているので、「同文同種」などという考え方もあります。
しかし、日本語と中国語は文法も発音もまったく違いますし、背景にある文化も異なっているわけで、同じ言葉(漢語)でも意味が同一でないことは珍しくありません。
日本語で言う「平和」は中国語では「和平」だったり、日本語の「手紙」は中国語では「信」(あるいは「信件」)。
また中国語で「愛人」というと日本で言う「恋人」だったりと、単語レベルでもいろんな違いがあります。
詳しい内容はこの本を読んでいただきたいのですが、単に言葉遣いだけの違いではなく、日本人と中国人の「ものの考え方」にも関わる話だと思いました。
▼読み終わった本
*「アルゲリッチとポリーニ~ショパン・コンクールが生んだ2人の『怪物』」
本間ひろむ・著、光文社新書
アルゲリッチとポリーニ~ショパン・コンクールが生んだ2人の「怪物」~
- 作者: 本間 ひろむ
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2020/01/24
- メディア: Kindle版
アルゼンチン出身のユダヤ系女性、マルタ・アルゲリッチと、イタリア出身のマウリツィオ・ポリーニは、どちらも1940年代生まれ(1歳違い)の世界的人気ピアニストで、どちらもショパン・コンクール優勝という経歴を持っていますが、その生き方や演奏スタイルは正反対と言ってもいいでしょう。
日本でも人気の高いこの2人について、さまざまな角度から比較していて、とても興味深い本でした。
▼読み終わった本
*「女と男 なぜわかりあえないのか」
橘玲・著、文春新書
さまざまな「物議をかもす」本を出している橘氏の近著。
(雑誌の連載を新書化したものだそうです。)
相変わらず面白い本でした。
生物的な違いを中心に、「女と男」をめぐる問題について論じていますが、「政治的正しさ(PC)」「ジェンダーフリー」を主張する人たちにとっては目をむくような内容もあるかもしれません。
でも、社会的な「ジェンダー」の問題と、生物としての人間の男女の問題は、混同してはいけないような気がしています。
▼読み終わった本
*「現代ヨーロッパの言語」
田中克彦&H.ハールマン著、岩波新書
タイトルに「現代ヨーロッパ」とありますが、1985年の本なので、35年前ということになります。
まだ冷戦終結・ソ連崩壊の前なので、ヨーロッパが東西両陣営に分かれていた時代です。
そうした時代の違いもなかなか興味深いのですが、もう一つ、本書で論じられていて「へえ」と思ったのは、言葉の「造成」(アウスバウ)という言葉。
ある地域で話されている言葉が、ある言語の方言なのか、それとも別の言語なのかは、いろんな事例があって、結構微妙なこともあります。
この「造成」とは、「一つの言語」として成り立つよう人為的に「手を加える」ことで、ヨーロッパにはいろいろ事例があるようです。
勉強になりました。