SSブログ

緊急事態宣言下のベートーヴェン【ザ・シンフォニカ第69回演奏会終了】 [音楽]

きのうは所属するオーケストラの演奏会でした。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ザ・シンフォニカ 第69回定期演奏会
日時:2021年1月24日(日)午後2時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川・川崎市)
指揮:海老原光
曲目:シューマン 交響曲第3番変ホ長調「ライン」
   ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調「運命」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_The_Symphonica202101B.jpg

年明けに緊急事態宣言が出た中での演奏会ということで、その是非について議論した上での開催でした。

シンフォニカは、通常はもう少し大きな編成の曲を演奏することが多いのですが、多くの練習会場で人数制限があるため、シューマンとベートーヴェンというあまり取り上げない曲目となりました。

私はベートーヴェンのみに出演でしたが、コントラバスは4人と通常よりかなり少なめ。
しかし、人数が少ない分、響きがすっきりとなり、全体としてとてもいい演奏になったと思います。
聴きにきてくれた友人からも好評でした。

賛否両論ありましたが、個人的には開催してよかったと思っています。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

緊張感漂うマーラーでした【日フィル1月東京定期を聴く】 [音楽]

おととい金曜日は定期会員になっている日フィルの演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日本フィルハーモニー交響楽団 第727回東京定期演奏会
日時:2021年1月15日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:小林研一郎
独奏:水野優也(チェロ)
曲目:チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」
   マーラー 交響曲第1番ニ長調「巨人」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 img_日フィル202101.jpg

緊急事態宣言が出ていますが、発令前にチケットは販売されていた演奏会は、「お客さんを入れていいのは客席数の50%まで」とか「終演は午後8時までに」などの規制は適用されないとのこと。
ということで、通常通りの午後7時開演(午後8時45分ごろ終演)で、お客さんも特に席の振り替えなどはありませんでした。
とは言っても、来場を控えたお客さんが多かったのか、客席は半分も埋まっていませんでした。
(終演後あいさつしたマエストロ・コバケンの話では、「満席になるはずだった」とのことですが。)

ということで、なんとなく緊張感をはらんだ演奏会。
特に、後半のマーラーはちょっとピリピリしたものを感じました。
弦楽器の人数を少なめにしていて、1stヴァイオリンから順に12-12-8-6-5だったようです。
(数え間違いがあったらごめんなさい。)
でも、コントラバスは思ったよりも存在感がありました。
第3楽章のコントラバスそろも完璧でした。(当たり前ですが。)

前半のチャイコフスキーは、マーラーと違って割と伸び伸びした演奏で、チェロのソロもよく聞こえました。(P席なのでソロが聞こえないこともあるんですが…。)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

新年は『新世界』から【読響日曜マチネーを聴く】 [音楽]

おととい日曜日は読響演奏会(日曜マチネー)を聴きました。
この前に、小さな会場でのコンサートを聴いたのですが、大ホールでのオーケストラ聴き始めです。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
読売日本交響楽団 第234回 日曜マチネーシリーズ
日時:2021年1月10日(日)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ(常任指揮者)
独奏:金川真弓(ヴァイオリン)
曲目:R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
   ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
   ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界から」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_読響マチネー202101.jpg

指揮のマエストロ・ヴァイグレは昨年末の「第九」(ベートーヴェン交響曲第9番)を振るために演奏会の2週間以上前に来日して「隔離」生活を送ったそうですが、そのまま日本に滞在していたとのこと。
相変わらずの爽快な指揮ぶりでした。

そして、ブルッフの協奏曲を引いた金川真弓さんも堂々とした演奏でした。

ところで、新年の「ニューイヤーコンサート」と題する演奏会では、「新世界より」がよく取り上げられます。
年末に「第九」をやるのは「餅代稼ぎ」と言われていて、その理由はなんとなく分かる気がするんですが、「新年に『新世界』」というのは何か理由があるんでしょうか?
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

「ベートーヴェン」「ベートーヴェンと日本人」「神聖ローマ帝国」=読み終わった本(2020.12) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2020年12月分です。
最近、通勤というものをしないので読書時間=読書量がかなり減った気がします。

▼読み終わった本
*「ベートーヴェン 音楽の革命はいかに成し遂げられたか」
中野雄・著、文春新書

ベートーヴェン 音楽の革命はいかに成し遂げられたか

ベートーヴェン 音楽の革命はいかに成し遂げられたか

  • 作者: 中野雄
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: 新書

生誕250年に合わせ刊行のベートーヴェン評伝。
ベートーヴェンの伝記はこれまでにもたくさん出ていて、この本はそんなに目新しい内容はありませんが、よくまとまっていて分かりやすいと思いました。

▼読み終わった本
*「ベートーヴェンと日本人」
浦久俊彦・著、新潮新書

ベートーヴェンと日本人

ベートーヴェンと日本人

  • 作者: 浦久 俊彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: 新書

こちらは、ベートーヴェン本人についてはまったく触れず、その音楽が日本でどのように受け入れられたかを考察した本。
明治維新後の国づくりと、ドイツ帝国の成立が同じような時期だったことから、明治政府はドイツからいろんなものを学んだわけですが、その中にクラシック音楽もあったわけです。
カバー袖にある文章を採録すると「幕末から明治にかけての日本人には『耳障り』だったクラシック音楽は、『軍事制度』の一環として社会に浸透し、ドイツ教養主義の風潮とともに『文化』として根付いていった。そして日本はベートーヴェンが『楽聖』となり、世界のどこよりも『第九』が演奏される国となっていく……。明治・大正のクラシック音楽受容の進展を描きながら、西欧文明と出会った日本の『文化的変容』を描き出す。」ということになります。

▼読み終わった本
*「神聖ローマ帝国」
菊池良生・著、講談社現代新書

神聖ローマ帝国

神聖ローマ帝国

  • 作者: 菊池良生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/06/28
  • メディア: Kindle版

前の本について、「ドイツ帝国の成立」と書きましたが、ベートーヴェンが生まれたとき、その生地ボンは「神聖ローマ帝国」の中の都市でした。
ということで、ドイツの歴史を考えるためには「神聖ローマ帝国」についても知る必要があると思い、読んでみました。
なかなか難しいんですが、歴史の授業で聞いたことがある「カノッサの屈辱」とか「アビニヨン捕囚」などの用語が出てきて、改めて「ああそういうことだったのか」と思わされました。
なかなか勉強になる本でした。

▼読み終わった本
*「日本語をどう書くか」
柳父章・著、角川ソフィア文庫

日本語をどう書くか

日本語をどう書くか

  • 作者: 柳父 章
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/07/16
  • メディア: 文庫

現代に生きる私たちは、文語と口語の使い分けをあまり意識していませんが、これは両者がまったく同じということではないと思います。
日本では歴史的に文語と口語はまったく違ったもので、長い間、公式の文書は漢文で書くのが正式だったわけです。
明治以降、言文一致などの動きもあり、その後公式文書は漢文ではなくなりましたが、では文章を書くのに適した「文体」がどのようなものなのか、いろいろと試行錯誤があったようです。
また、外国語の文章を翻訳する際に、それまでの日本語にはなかった文体も生まれました。
もう一度じっくり読んでさらに勉強したい本でした。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:

「日本語をどう書くか 」「地名崩壊」=購入した本(2020.12) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2020年12月分です。
(古書店で購入の書籍は含みません。)

▽購入した本
*「日本語をどう書くか 」
柳父章・著、角川ソフィア文庫

日本語をどう書くか

日本語をどう書くか

  • 作者: 柳父 章
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/07/16
  • メディア: 文庫


▽購入した本
*「地名崩壊 」
今尾恵介・著、角川新書

地名崩壊

地名崩壊

  • 作者: 今尾 恵介
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 新書


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

2021年もよろしくお願いします [音楽]

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。
2021年はどんな年になるでしょうか?
LIONBASS_HNY2021.jpg

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。