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「日本語大博物館」「空の上の格差社会」「地名で読み解く世界史の興亡」「イスラム教再考」=読み終わった本(2021.03) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2021年3月分です。

▼読み終わった本
*「日本語大博物館―悪魔の文字と闘った人々」
紀田順一郎・著、ちくま学芸文庫

日本語大博物館―悪魔の文字と闘った人々

日本語大博物館―悪魔の文字と闘った人々

  • 作者: 紀田 順一郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2021/04/01
  • メディア: 文庫

Amazonのデータでは出版されたばかりになってますが、奥付を見ると2001年の出版となっています。(再版でもされたのでしょうか?)
古書店で購入したもので、期待以上に面白い本でした。
帯には「日本語近代化への挑戦」「複雑で非効率な文字と言葉を革新したい!20世紀の挑戦者たちの苦闘と情熱を追う」とあります。
以下、各章のタイトルを紹介します。
第一章 幕末活字顛末記 活字に憑かれた人々
第二章 活字との密約 ”荘厳なる森”に魅せられた人々
第三章 起死回生の夢 昭和活字文化の七○年
第四章 ことばの海に漂う 諸橋轍次と大槻文彦
第五章 カナに生き、カナに死す カナ文字運動の理想と現実
第六章 ローマ字国字論の目ざしたもの 田中館愛橘、田丸卓郎と日本のローマ字社
第七章 日本語改造法案 人口文字に賭けた人々
第八章 漢字廃止論VS.漢字万歳論 国語表記論争の過去と現在
第九章 縦のものを横にする 横に書いた日本語の歴史
第十章 営々と刻まれた一点一画 ガリ版文化の八○年
第十一章 五万字を創った人 石井茂吉と写植の創世記
第十二章 毛筆から活字へ 邦文タイプライター開発夜話
第十三章 日本語の工学的征服 ワープロ第一号機の誕生まで
第十四章 一億人のデータベース 電話帳の過去・現在・未来

▼読み終わった本
*「空の上の格差社会」
杉浦一機・著、平凡社新書

空の上の格差社会"

空の上の格差社会

  • 作者: 杉浦 一機
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2015/06/15
  • メディア: 新書

これも古書店で購入。
最近の民間航空機のクラス分けはかなり複雑化していて、分かりにくくなっています。
エコノミークラスとビジネスクラスの「2クラス」の場合もあれば、「ファースト」「ビジネス」「プレミアムエコノミー」「エコノミー」の「4クラス」のこともあります。
そして、「ファースト」にもいろいろありますし、同じエコノミーでも運賃がいろいろだったり…。
3年前、世界一周旅行をした際のことを思い出しました。
今や世界一周旅行どころか海外に行くことさえ難しい時代ですが…。

▼読み終わった本
*「地名で読み解く世界史の興亡: その由来と変遷から意外な歴史が浮上する」
宮崎正勝・著、KAWADE夢新書

地名で読み解く世界史の興亡: その由来と変遷から意外な歴史が浮上する

地名で読み解く世界史の興亡: その由来と変遷から意外な歴史が浮上する

  • 作者: 宮崎正勝
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 単行本

興味ある分野の本。
(昨年9月の出版です。)
そんなに目新しい話があるわけではありませんが、まとまっているのでなかなか興味深くて勉強になりました。
帯の裏表紙側の文章を紹介します。
「歴史の真実は『地名』に隠されていた!」
◉エジプトの正式名称が「ミスル(軍事都市)」であるわけ
◉三大宗教の聖地イェルサレムの語源は「平和の都」だった!
◉「フルト」「ブルク」地名はゲルマン民族の大移動で生まれた
◉明の永楽帝は、なぜ「北平」を「北京」と改めたのか
◉メキシコ、コロンビア、アルゼンチン…の地名に見る被征服の歴史
◉19世紀の覇権国イギリスが”よその土地2に付けた地名とは

▼読み終わった本
*「イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相」
飯山陽・著、扶桑社新書

イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相

イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相

  • 作者: 飯山 陽
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2021/02/28
  • メディア: Kindle版

強烈な問題提起の本でした。
(著者の主張は以前から一貫しているのですが…。)
帯の表紙側には「学者・メディアのつくった『常識』を問い直しイスラム教徒とのあるべき共生の道筋を示す!」とあります。
この「学者・メディアのつくった『常識』」とは「イスラム教は寛容で平和の宗教である」「ヒジャーブ(被り物)はイスラム教徒女性の自由を解放の象徴」「ほとんどのイスラム教徒は穏健派」など…。
この本では、こうした「常識」がイスラム教寄りの偏向したものであることを、極めて論理的に明かしています。
飯山氏の主張、とても説得力があり、私自身も基本的に支持します。
(すべてをきちんと理解できているかどうかはともかくとして…。)
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「イスラム教再考 」「地名で読み解く世界史の興亡」=購入した本(2021.03) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2021年3月分です。

▽購入した本
*「イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相」
飯山陽・著、扶桑社新書

イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相

イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相

  • 作者: 飯山 陽
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2021/02/28
  • メディア: Kindle版



▽購入した本
*「地名で読み解く世界史の興亡 その由来と変遷から意外な歴史が浮上する」
宮崎正勝・著、KAWADE夢新書

地名で読み解く世界史の興亡: その由来と変遷から意外な歴史が浮上する

地名で読み解く世界史の興亡: その由来と変遷から意外な歴史が浮上する

  • 作者: 宮崎正勝
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 単行本


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