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「東京23区×格差と階級」「外国語を学ぶための 言語学の考え方」「だからフェイクにだまされる」「江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた」=読み終わった本(2022.06) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年6月分です。

▼読み終わった本
*「東京23区×格差と階級」
橋本健二・著、中公新書ラクレ

東京23区×格差と階級

東京23区×格差と階級

  • 作者: 橋本 健二
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2021/09/08
  • メディア: 新書

新刊を購入。(2021年9月刊行)
著者は社会学者ということで、とても学術的な内容でした。
なんとなく想像がつくように、東京23区には「山手 vs 下町」などの”対立”があり、格差があります。
それは、「格差」が言われるようになるはるか昔、江戸時代から存在したもので、その後も行政が意図的に作り出してきた部分もあるようです。
いろいろと考えさせられる本でした。

▼読み終わった本
*「外国語を学ぶための 言語学の考え方」
黒田龍之助・著、中公新書

外国語を学ぶための 言語学の考え方

外国語を学ぶための 言語学の考え方

  • 作者: 黒田 龍之助
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: 新書

新刊を購入。(2016年刊行)
著者はスラブ系言語を専門とする語学の専門家で、これまでにも著書を読んだことがあります。
内容紹介の代わりに各章の見出しを記しておきます。
はじめに−−外国語学習は料理である
第一章 言語学が隠し味である理由(わけ)
第二章 間違えるのが怖い−−不安な言語学
第三章 空気を読む−−柔軟な言語学
第四章 品詞もいろいろ−−多様な言語学
第五章 大切なのは過去−−遡る言語学
第六章 迫られる二者択一−−張り合う言語学
終章  浪漫主義言語学への招待
おわりに−−ことばのシェフとして

▼読み終わった本
*「だからフェイクにだまされる 進化心理学から読み解く」
石川幹人・著、ちくま新書

だからフェイクにだまされる ――進化心理学から読み解く

だからフェイクにだまされる ――進化心理学から読み解く

  • 作者: 石川 幹人
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2022/05/11
  • メディア: 新書

新刊を購入。(2022年5月刊)
サブタイトルにあるように、人間の進化、人間社会のあり方から、「フェイク」への対応について考察した本です。
カバーにある紹介文には「フェイク問題は、フェイク自体に焦点を当てても、その解決法は見えてこない。人類が強力と信頼を大切にする生き物として発展してきたこと、想像力や言語能力を身につけ、他の動物ではけっしてなしえなかった文明の確立に成功したことを理解しよう」とあります。
つまり、「人類は、他人の言葉を信頼することによって(複雑な)共同作業が可能になり、それによって文明を発展させてきた」ということです。

▼読み終わった本
*「江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実」
古川愛哲・著、講談社+α新書

江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実

江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実

  • 作者: 古川愛哲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/03/14
  • メディア: Kindle版

古書店で購入。
2008年の本で、著者は大学で映画を学び、放送作家を経て文筆家になったそうです。
「江戸時代は『エコ』だった」など、いろんなイメージがあると思いますが、こうした江戸時代を美化する風潮は、当時を知る人たちがほとんどいなくなった大正時代に盛んになり、昭和に入って加速したということです。
カバー裏表紙側に紹介されている内容は以下のようなものです。
●時代劇とは違う江戸の町景色
●男たちが浮世絵好きだった理由
●「生類憐み令」は悪法か?
●切捨御免で復讐された馬鹿殿
●時代劇の切腹は無作法?
●幼君への驚愕の性教育
●農民は本当に虐げられていたか?
●誰が関東平野を開拓したのか?
●新時代到来で地方を中央に格差
●幕末の慰安婦外交とハーフの運命
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「だからフェイクにだまされる」=購入した本(2022.06) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2022年6月分です。

▽購入した本
*「だからフェイクにだまされる ――進化心理学から読み解く」
石川幹人・著、ちくま新書

だからフェイクにだまされる ――進化心理学から読み解く

だからフェイクにだまされる ――進化心理学から読み解く

  • 作者: 石川 幹人
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2022/05/11
  • メディア: 新書


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「『鉄塾』」「読書とは何か」「天才と発達障害」「日本語の大疑問」「民族の世界地図」=読み終わった本(2022.05) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年月分です。

▼読み終わった本
*「『鉄塾 』  関東vs関西 教えて!都市鉄道のなんでやねん?」
中川家礼二&原武史・著、ヨシモトブックス

「 鉄塾 」 ~関東VS関西 教えて!都市鉄道のなんでやねん?~

「 鉄塾 」 ~関東VS関西 教えて!都市鉄道のなんでやねん?~

  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2011/07/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

古書店で購入。
2011年8月の刊行ということは、東日本大震災直後に出た本ということになります。
鉄道関係の著書をたくさん出している原氏と、鉄道好きとして知られるお笑い芸人、中川家礼二の『対談』をまとめた本。
まずは、2人による名古屋→大阪難波間を近鉄のアーバンライナー乗車記から始まります。
ほかに、関東と関西の私鉄の違いなどにも切り込んでいます。
大震災直後の首都圏の鉄道の運転再開に関する考え方の違いなどについても…。
10年あまりが経過して、またいろいろと『ネタ』は増えていると思うので、また対談すると面白いのではないかと思いました。

▼読み終わった本
*「読書とは何か 知を捕らえる15の技術」
三中信宏・著、河出新書

読書とは何か 知を捕らえる15の技術

読書とは何か 知を捕らえる15の技術

  • 作者: 三中信宏
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2022/01/26
  • メディア: Kindle版

新刊を購入。
新聞の書評委員などを務める三中氏は進化生物学者で、動植物の分類や系統樹などに関する本をたくさん出しています。
個人的知り合いで、私自身の著書を上梓する際にお世話になりました。
この本は、三中氏の読書に関する考え方などを実体験を基に説明しています。
帯には「本を読む、それは『狩り』だー。」とあります。
例に挙げられている本は、難しそうなものが多く、すぐには応用はできないと思いますが、参考にします。

▼読み終わった本
*「天才と発達障害」
岩波明・著、文春新書

天才と発達障害

天才と発達障害 (文春新書)

  • 作者: 岩波 明
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/04/19
  • メディア: Kindle版

古書店で購入。
帯には芥川龍之介、アインシュタイン、南方熊楠、モーツァルトの4人が紹介されており、「『異脳』のひとの精神病理の謎に迫る!」との謳い文句があります。
精神の不安定さが、独創的な想像力、天才的な頭脳と切り離せない関係にあるということですね。

▼読み終わった本
*「日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界」
国立国語研究所・編、幻冬舎新書

日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界

日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界

  • 作者: 国立国語研究所編
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2021/11/25
  • メディア: 新書

新刊を購入。
去年11月の刊行で、今年3月には第7刷が出ているようで、かなり売れている本ということですね。
帯にあるのは「なぜ犬年ではなく『戌』年なのか?」という疑問。
そして本文には、例えば「若者ことばの『やばみ』や『うれしみ』の『み』はどこから来ているものですか?」という疑問などが取り上げられています。
「なるほど!」と思わせるものばかりで、(月並みですが)勉強になりました。

▼読み終わった本
*「民族の世界地図」
21世紀研究会・編、文春新書

民族の世界地図 ()

民族の世界地図

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2000/05/19
  • メディア: 新書

2000年の本で、古書店で購入しました。
翌年までに12刷まで出ているようで、人気があった本だと思われます。
冷戦集結により1990年代は世界各地で民族紛争が続発したので、関心が高まったからでしょうか。
「第1章 民族のアイデンティティ」「第2章 民族と言語」「第3章 民族と宗教」「第4章 民族の移動」「第5章 先住民族、少数民族」「第6章 民族紛争」「第7章 中東・アラブとユダヤ」「第8章 生活にみられる民族観」という章立てになっています。
内容はよくまとまっていると思いました。

▼読み終わった本
*「地名・苗字の起源99の謎」
鈴木武樹・著、PHP文庫

地名・苗字の起源99の謎

地名・苗字の起源99の謎

  • 作者: 鈴木 武樹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: Kindle版

古書を購入。
リンクは2013刊になってますが、文庫版は1992年の発刊で、元々1976年の本を文庫化したものだそうです。
日本の地名について、古代朝鮮語などを基にその成り立ちや意味を考察しています。
副題に「あなたの祖先はどこから来たか」とあり、日本国内の人々の移動、さらに朝鮮半島などからの人の流れについて、地名などから迫っています。
もちろん分かっていないことも多いのですが、それでもとても興味深い話ですね。
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「ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。」「読書とは何か」=購入した本(2022.05) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2022年5月分です。
古書はこのほかにも買ってますが…。

▽購入した本
*「ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。」
曽我大介・著、集英社

ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。

ベートーヴェン、21世紀のウィーンを歩く。

  • 作者: 曽我 大介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2021/12/03
  • メディア: 単行本


▽購入した本
*「読書とは何か : 知を捕らえる15の技術」
三中信宏・著、河出新書

読書とは何か : 知を捕らえる15の技術

読書とは何か : 知を捕らえる15の技術

  • 作者: 三中信宏
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2022/01/26
  • メディア: 新書


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「うつりゆく日本語をよむ」「人間ベートーヴェン」「村山さん、宇宙はどこまで分かったんですか?」「漢字再入門」=読み終わった本(2022.04) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年4月分です。

▼読み終わった本
*「うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に」
今野真二・著、岩波新書

うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に

うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に

  • 作者: 今野 真二
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2022/04/28
  • メディア: Kindle版

古書店で購入したのですが、昨年(2021年)12月出版の本。
さすがに100円とか200円ではありませんが、今も新刊本として書店に並んでいるものです。
(出版業界に貢献するには新刊購入が望ましいんでしょうが…。)
本当は「日本語が壊れている」というタイトルにしたかったのだと思いますが、少し穏当に「うつりゆく」という言葉になっています。
でも、帯には「日本語緊急事態」「感情的な言葉」「成り立たない比喩」「解凍できない圧縮」「〈壊れた言葉〉からみえる、私たちの現在」などの言葉が並んでいて、著者の危機感がうかがわれます。
印象に残ったポイントはたくさんあるのですが、一つ挙げるとすれば『話し言葉』『書き言葉』に加えて『打ち言葉』という考え方を打ち出していることでしょうか。
言うまでもなく、「話す」「書く」のほかに、コンピューター(キーボード入力)や携帯端末(フリック入力)など電子機器を使って『打つ』(入力する)日本語、ということですね。
確かに、筆記用具で『書く』場合と、いろいろ違っているのではないかと思います。

▼読み終わった本
*「人間ベートーヴェン: 恋愛と病にみる不屈の精神」
石川栄作・著、平凡社新書

人間ベートーヴェン 恋愛と病にみる不屈の精神

人間ベートーヴェン 恋愛と病にみる不屈の精神

  • 作者: 石川 栄作
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2021/06/17
  • メディア: 新書

これも古書として買いましたが、2021年6月に出た本。
おととし2020年は「ベートーヴェン生誕250年」で、いろんな行事やコンサートが予定されていたわけですが、コロナ禍により多くが中止や延期となりました。
この本は「生誕250年」にあたり地方紙に連載して記事がベースになっているということです。
ベートーヴェンに関する書物はたくさん読んだことがあり、この本はとりたてて目新しいことが書かれているわけではありませんが、よくまとまっていて、いろいろと再確認することができました。

▼読み終わった本
*「村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか? ビッグバンからヒッグス粒子へ」
村山斉&高橋真理子(聞き手)、朝日新書

村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか? ビッグバンからヒッグス粒子へ

村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか? ビッグバンからヒッグス粒子へ

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2013/07/02
  • メディア: Kindle版

古書にて110円で購入。
2013年の本です。
村山斉さんは宇宙や素粒子の謎に取り組んでいる日本を代表する物理学者です。
帯の裏表紙側にあるのは以下のような惹句。
「読めば納得の根源的宇宙問答!」
「序章 地上最大の実験装置」
「第1章 ヒッグス粒子に迫る」
「第2章 光より速いニュートリノの顛末」
「第3章 不確定性原理と『科学者の降参』」
「第4章 宇宙は4%しかわかっていない」
「第5章 宇宙の始まりにたどり着く道」
私にはよく分かりませんが、「何もないと思われていた広大な宇宙空間に何かが存在している」ということだと解釈しました。
この本の刊行から9年たちますので、この間にもいろんな発見があるのだろうと思います。
もっと勉強してみたいと思います。
そういえばこの本、本の持ち主が扉に書き込みしています。
お名前を添えて「やっぱりちんぷんかんぷん」などなど…。
ほかの部分は「新刊同様」のきれいさなんですが、3回(以上)読まれたようです。

▼読み終わった本
*「漢字再入門 - 楽しく学ぶために」
阿辻哲次<・著、中公新書

漢字再入門 - 楽しく学ぶために

漢字再入門 - 楽しく学ぶために

  • 作者: 阿辻 哲次
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2013/04/24
  • メディア: 新書

これも古書店で購入(220円)。
帯裏表紙側に「筆順やとめ・はねよりも本当に大事なこととは?」とあります。
学校では、たとえば「『木』という字の縦棒の下の部分をはねたら間違いとされる」ということがあるそうですが、この本ではそうした「字形に関する『誤解』」をただすことにかなりの分量を割いています。
たしかに、「漢字のテスト」で細かい違いを指摘されて減点されると、勉強する気が削がれるということもあるでしょう。
著者は「漢字嫌い」を産みかねない瑣末な事柄について、豊富な事例で「どちらでもいいんだよ」と教えてくれています。
漢字への「愛」を感じました。
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「外国語を学ぶための 言語学の考え方」「漢語の謎」=購入した本(2022.04) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2022年4月分です。
最近「言葉」に関する本が多くなってます。

▽購入した本
*「外国語を学ぶための 言語学の考え方」
黒田龍之助・著、中公新書

外国語を学ぶための 言語学の考え方

外国語を学ぶための 言語学の考え方

  • 作者: 黒田龍之助
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/11/11
  • メディア: Kindle版


▽購入した本
*「漢語の謎」
荒川清秀・著、ちくま新書

漢語の謎 (ちくま新書)

漢語の謎 ()

  • 作者: 荒川 清秀
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 新書


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「ウォーキングの科学」「異常気象が変えた人類の歴史」「語源の快楽」「暮らしのなかのニセ科学」=読み終わった本(2022.03) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年3月分です。

▼読み終わった本
*「ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方」
能勢博・著、講談社ブルーバックス

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方

  • 作者: 能勢博
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/10/16
  • メディア: Kindle版

コロナ禍で在宅勤務になって以来およそ2年間、平均で1日12,000〜14,000歩くらい歩いているので買ってみました。
新刊で購入(2019年の本)です。
簡単に言うと「ややきついと感じる速歩3分と普通のウォーキング3分を交互に5セット行う」という「インターバルウォーキング」を続けることが、体力向上に効果的だということです。
実践してみようと思っています。

▼読み終わった本
*「異常気象が変えた人類の歴史」
田家康・著、日経プレミアシリーズ

異常気象が変えた人類の歴史

異常気象が変えた人類の歴史

  • 作者: 田家 康
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版
  • 発売日: 2014/09/09
  • メディア: 新書

カバー裏表紙側には次のような内容紹介の文章があります。
++++++++++++++++++++++++++++
「『東ローマ皇帝の夢を南米の火山噴火が挫いた?」「ストラディバリウスを名器にしたのは寒冷な気候だった?」「ナポレオンやヒトラーの進撃を阻んだ大寒波の正体は?」……。
氷河期から現代まで、気候が文明や歴史に与えた意外な影響を、40のエピソードで読み解く驚きの文明史。
++++++++++++++++++++++++++++
世界各地の火山の巨大噴火が気候の寒冷化をもたらし、それが文明に大きな影響を与えた、という話は聞いたことがありますが、この本はそうした歴史上の巨大噴火の例が挙げられていて、「へえ」と思うことばかりでした。

▼読み終わった本
*「語源の快楽」
萩谷朴・著、新潮文庫

語源の快楽

語源の快楽

  • 作者: 萩谷 朴
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/08/01
  • メディア: 文庫

古書店で見つけて買いました。
1990年刊行の本を2000年に文庫化したもの。
いろんな単語・成句・言い回しの語源について解説しています。
例えば「あ」で始まることばでは「あいにく」「青二才」「赤門」「挙句の果て・けりがつく」「阿漕」…といって具合。
なかなか面白く読みました。

▼読み終わった本
*「コロナと無責任な人たち」
適菜収・著、祥伝社新書

コロナと無責任な人たち

コロナと無責任な人たち

  • 作者: 適菜 収
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2021/05/01
  • メディア: 新書

昨年(2021年)5月に出た新書。
コロナ禍における政治家や地方自治体の首長について、厳しく批判しています。
個人的にその主張に全面的に賛成するわけではありませんが、的を射たものも少なくないと思います。
刊行からさらに1年経っていて、著者の主張はどのように変化しているか、興味あるところです。
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「日本語の大疑問」「漢字の成り立ち」=購入した本(2022.03) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2022年3月分です。
3月に新刊で買った本は2冊でした。
(ほかに古書は何冊か…。)

▽購入した本
*「日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界」
国立国語研究所・編、幻冬舎新書

日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界

日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界

  • 作者: 国立国語研究所編
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2021/11/25
  • メディア: Kindle版


▽購入した本
*「漢字の成り立ち 『説文解字』から最先端の研究まで」
落合淳思・著、筑摩選書

漢字の成り立ち 『説文解字』から最先端の研究まで (筑摩選書)

漢字の成り立ち 『説文解字』から最先端の研究まで ()

  • 作者: 落合 淳思
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2014/04/14
  • メディア: 単行本


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「クラシック音楽とアマチュア」「素顔のカラヤン」「そうだったのか、乗りかえ駅」「暮らしのなかのニセ科学」=読み終わった本(2022.02) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年2月分です。
1月が少なすぎたので、ちょっと意識してたくさん読みました。

▼読み終わった本
*「クラシック音楽とアマチュア」
西阪多恵子・著、青弓社

クラシック音楽とアマチュア

クラシック音楽とアマチュア

  • 作者: 西阪多恵子
  • 出版社/メーカー: 青弓社
  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: 単行本

「アマチュアオーケストラに乾杯!」を上梓した者として読まないわけにはいかないと思い新刊で購入しました。
19世紀から20世紀のイギリスで、アマチュアの音楽家として活躍したウォルター・コベットについて、詳しく紹介しています。
イギリスは、世界で最もアマチュア音楽家たちの活動が盛んな国。
意外なことに、ドイツやフランスなどに比べて、アマチュア音楽団体(オーケストラやブラスバンドなど)の数が多いそうです。
こうしたアマチュア音楽界の隆盛の背景には、こうした人物がいた、ということのようです。
なかなか勉強になりました。

▼読み終わった本
*「素顔のカラヤン 二十年後の再会」
眞鍋圭子・著、幻冬舎新書

素顔のカラヤン―二十年後の再会

素顔のカラヤン―二十年後の再会

  • 作者: 眞鍋 圭子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 新書

20世紀を代表する指揮者の1人、ヘルベルト・フォン・カラヤンと親交を結び、サポート役を務めた眞鍋圭子さんの著書。
サントリーホールの建設にも関わり、現在、同ホールのエグゼクティブ・プロデューサーです。
この本は2009年のに出たもので、カラヤンの死去から20年を経て、その思い出を綴っています。
世間が持っている『巨匠』のイメージとは違うカラヤンの素顔が垣間見られて、なかなか面白い本でした。

▼読み終わった本
*「そうだったのか、乗りかえ駅 複雑性と利便性の謎を探る」
西森聡・著、交通新聞社新書

そうだったのか、乗りかえ駅 - 複雑性と利便性の謎を探る

そうだったのか、乗りかえ駅 - 複雑性と利便性の謎を探る

  • 作者: 西森 聡
  • 出版社/メーカー: 交通新聞社
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: 新書

古書店で購入。
「乗りかえ駅」という観点で、駅・鉄道を分析した本。
一口に「乗りかえ」と言っても、2つの路線が交わる駅、1つの路線の途中駅ながら急行(などの優等列車)と各駅停車(普通列車)が接続している駅、終着駅なのに近くに別の路線の駅があり徒歩で行ける駅など、いろんな形態があります。
「JR山手線29駅のうち乗りかえ路線のない駅は2つ(目白と新大久保)だけ」など、いろいろと面白い切り口の話が満載で、あっという間に読み終わりました。

▼読み終わった本
*「地域批評シリーズ41 これでいいのか長崎県」
鈴木士郎・著、マイクロマガジン社

地域批評シリーズ41 これでいいのか長崎県

地域批評シリーズ41 これでいいのか長崎県

  • 作者: 鈴木士郎
  • 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
  • 発売日: 2019/10/23
  • メディア: 文庫

筆者は長崎(市)生まれ・育ちなので、古書店で見かけてすぐに買いました。
2019年の本です。
生まれ・育ちとは言っても、住んでいたのは高校までで、最近の状況はよく分からないので、興味深く読みました。
帯の文章は「バラバラで連携できない 長崎に迫る存亡の危機!」とあります。
長崎県といえば、五島列島、壱岐、対馬をはじめ、多くの離島が存在していて、五島は長崎市と船でつながっていますが、壱岐・対馬は海路だと福岡や佐賀の方が近かったりします。
離島ではなくても、長崎県の九州本土部分も平地が少なく、決して交通が便利とは言えません。
「バラバラ」なのはよく分かる気がしました。
そして、交通の問題といえば「長崎(西九州)新幹線」!
佐賀県が建設に協力的ではなく、今年予定されている開業も一部区間のみで、博多(福岡)までつながるのがいつになるのか決まっていないそうです。
いったいどうなるのでしょうか?

▼読み終わった本
*「暮らしのなかのニセ科学」
左巻健男・著、平凡社新書

暮らしのなかのニセ科学

暮らしのなかのニセ科学

  • 作者: 左巻 健男
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2017/06/15
  • メディア: 新書

これも古書で購入。
いろんな「ニセ科学」をずばり『論破』しています。
例えば「サプリ」「ダイエット法」「血液サラサラ」「食品添加物」などなど。
「水道水」「マイナスイオン」「プラズマクラスター」「EM菌」はすべて根拠がありません。
中には大手企業が堂々と売っていて、テレビなどでCMしているものもあり、「騙されるのも無理はない」と思わせられますが、日本だけの現象ではないとのこと。
困ったものです。
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「ウォーキングの科学」=購入した本(2022.02) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2022年2月分です。
2月も買った新刊は1冊だけでした。
でも古書をたくさん買っているので、「積ん読」は増えるばかりです。

▽購入した本
*「ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方」
能勢博・著、講談社ブルーバックス

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方

ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方

  • 作者: 能勢博
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/10/16
  • メディア: Kindle版


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