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自分が演奏したのとはある意味別の曲でした【読響のブルックナー5番を聴く】 [音楽]

きのうは読響の定期演奏会を聴きに行きました。

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読売日本交響楽団 第568回定期演奏会
日時:2017年5月19日(金)19時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(名誉指揮者)
曲目:ブルックナー 交響曲第5番変ロ長調(シャルク版)
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img_読響201705.jpg

会員になっている日曜マチネーシリーズから都合により振り替えました。
(先月自分で指揮したばかりのベートーヴェン「英雄」だったので、日曜マチネーも聴きたかったんですけどね…。)
そして、ブルックナー5番は、2月に自分の所属するオケ「ザ・シンフォニカ」でも高関健先生の指揮により演奏したばかりです。

ただ、シンフォニカが「原典版」だったのに対し、きのうは大幅な改訂を加えた「シャルク版」。
そうとう違っていて、ある意味別の曲でした。
(あまりに違うんで、途中ニヤニヤというか笑いそうになりました。)
細かいことを説明してもしょうがないんですが、例えて言うなら「吹奏楽に編曲して、一部をオケに戻した」というか…。
特に第4楽章はそんな感じ。
または、作曲者自身が歌った曲を別の歌手がカバーしたバージョン!?

ちなみに、フランツ・シャルクは19〜20世紀のオーストリアの指揮者・音楽家。
ブルックナーの作品に対し、『大胆な』改変を加えたことで知られます。
ブルックナーの作品を「聴きやすくしよう」「聴衆受けするようにしよう」という意図だった言われますが、現代ではこのような改変は受け容れられないのではないかと思います。

もう一つ面白いと思ったのは、テンポがかなり遅いこと。
全部で4楽章の曲ですが、第2楽章が終わった時点で55分。
で、プログラムには「約63分」と書いてあるんですが、実際には80〜85分かかってました。

ブルックナーは、熱烈な支持者、いわゆる「ブルオタ」(ブルックナー・オタク)がいることで知られます。
きのうは特に、実演ではなかなか聞けないシャルク版ということで、ブルオタが大集結した感がありました。

ちなみに、指揮のマエストロ・ロジェストヴィンスキーは86歳!
冷戦時代からソ連の指揮界の中心人物として活躍して来たわけですが、聴衆を惹きつけるあの音楽づくりはなんだかすごいと思いました。
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