『老舗』アマオケを聴く【都民響演奏会@ミューザ川崎】 [音楽]
先日、大学オケの先輩からチケットをもらったアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。
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都民交響楽団 第132回定期演奏会
日時:2022年3月21日(月・祝)午後2時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)
指揮:石崎真弥奈
曲目:ウェーバー 歌劇「オイリアンテ」序曲
ヒンデミット「ウェーバーの主題による交響的変容」
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」(1947年版)
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都民交響楽団(都民響)は1948年発足という超・老舗のアマチュアオーケストラ。
メンバーは4年に1回行われる試験(オーディション)に合格しないといけないという厳しさでも(アマオケ界では)知られています。
以前から聴いてみたいと思っていましたし、知人が何人もいるのですが、これまで機会がありませんでした。
初めて聴いてみて「穴がないな」という印象でした。
やはり定期的に行われるオーディションをくぐり抜けた人たちなわけで、個々の奏者のレベルが高いと思いました。
「ペトルーシュカ」には多くの楽器に難しいソロがあるのですが、どのパートも卒なくこなしていました。
ただ、ミューザ川崎の4階席だったからかもしれませんが、全体のバランスに難があったように思います。
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都民交響楽団 第132回定期演奏会
日時:2022年3月21日(月・祝)午後2時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)
指揮:石崎真弥奈
曲目:ウェーバー 歌劇「オイリアンテ」序曲
ヒンデミット「ウェーバーの主題による交響的変容」
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」(1947年版)
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都民交響楽団(都民響)は1948年発足という超・老舗のアマチュアオーケストラ。
メンバーは4年に1回行われる試験(オーディション)に合格しないといけないという厳しさでも(アマオケ界では)知られています。
以前から聴いてみたいと思っていましたし、知人が何人もいるのですが、これまで機会がありませんでした。
初めて聴いてみて「穴がないな」という印象でした。
やはり定期的に行われるオーディションをくぐり抜けた人たちなわけで、個々の奏者のレベルが高いと思いました。
「ペトルーシュカ」には多くの楽器に難しいソロがあるのですが、どのパートも卒なくこなしていました。
ただ、ミューザ川崎の4階席だったからかもしれませんが、全体のバランスに難があったように思います。
今年2回目のサントリーホールのステージ [音楽]
先日は、今年2回目のサントリーホールのステージに立ちました。
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東京大学音楽部管弦楽団 100周年記念演奏会
日時:2022年3月20日(日)14:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
曲目
〈OBOGステージ〉(指揮:河原哲也)
ヴェルディ 歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」
プッチーニ 歌劇「マノン・レスコー」より間奏曲
〈H29(平成29年入楽)ステージ〉(指揮:三石精一)
ブラームス 交響曲第1番ハ短調より 第3・第4楽章
〈現役ステージ〉(指揮:田代俊文)
バーンスタイン 「キャンディード」より序曲
サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」
〈OBOG・現役合同ステージ〉(指揮:田代俊文)
エルガー 行進曲「威風堂々」第1番
〈OBOGステージ〉(指揮:三石精一)
レスピーギ 交響詩「ローマの松」
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現役の学生から70代のOBまで、総勢200人以上が出演した東大オケ100周年の記念演奏会。
元々2020年秋に予定されていたのですが、コロナ禍により1年半延期しての開催となりました。
練習回数もコロナ禍で大幅に減ったのですが、まあ、演奏の中身よりも開催することに意味があったのだと思います。
2時間あまりに及ぶ演奏会の中では、平成29年入楽(「入楽」とは東大オケ用語で大学に「入学」しオケに「入団」すること)が演奏したブラームスの1番がもっとも反響が大きかったようです。
この学年は、大学3年生から4年生、そして卒業(あるいは進学)1年目にかけての2年余り、コロナ禍で満足な音楽活動ができなかった世代です。
それだけの、この演奏にかける「熱」のようなものが感じられたのだと思います。
その他の演奏も、技術的な巧拙はともかくとして、演奏できる喜びが表れていたのではないでしょうか。
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東京大学音楽部管弦楽団 100周年記念演奏会
日時:2022年3月20日(日)14:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
曲目
〈OBOGステージ〉(指揮:河原哲也)
ヴェルディ 歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」
プッチーニ 歌劇「マノン・レスコー」より間奏曲
〈H29(平成29年入楽)ステージ〉(指揮:三石精一)
ブラームス 交響曲第1番ハ短調より 第3・第4楽章
〈現役ステージ〉(指揮:田代俊文)
バーンスタイン 「キャンディード」より序曲
サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」
〈OBOG・現役合同ステージ〉(指揮:田代俊文)
エルガー 行進曲「威風堂々」第1番
〈OBOGステージ〉(指揮:三石精一)
レスピーギ 交響詩「ローマの松」
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現役の学生から70代のOBまで、総勢200人以上が出演した東大オケ100周年の記念演奏会。
元々2020年秋に予定されていたのですが、コロナ禍により1年半延期しての開催となりました。
練習回数もコロナ禍で大幅に減ったのですが、まあ、演奏の中身よりも開催することに意味があったのだと思います。
2時間あまりに及ぶ演奏会の中では、平成29年入楽(「入楽」とは東大オケ用語で大学に「入学」しオケに「入団」すること)が演奏したブラームスの1番がもっとも反響が大きかったようです。
この学年は、大学3年生から4年生、そして卒業(あるいは進学)1年目にかけての2年余り、コロナ禍で満足な音楽活動ができなかった世代です。
それだけの、この演奏にかける「熱」のようなものが感じられたのだと思います。
その他の演奏も、技術的な巧拙はともかくとして、演奏できる喜びが表れていたのではないでしょうか。
いろんな時代のフランス音楽【読響日曜マチネーを聴く】 [音楽]
13日の日曜日は定期会員になっている読響日曜マチネーを聴きに池袋に足を運びました。
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読売日本交響楽団 第245回日曜マチネーシリーズ
日時:2022年3月13日(日)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:マキシム・パスカル
独奏:前橋汀子
曲目:ベルリオーズ 劇的物語「ファウストの劫罰」から
「鬼火のメヌエット」「妖精の踊り」「ハンガリー行進曲」
ショーソン「詩曲」
ラヴェル「ツィガーヌ」
ルベル バレエ音楽「四大元素」
ラヴェル バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲
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指揮者のパスカルは1985年生まれとまだ30代のフランス人。
日本でオペラを何度も振っているそうですが、今回初めて聴きました。
長身痩躯で折り曲げながら踊るように指揮します。
そして演目はすべてフランス音楽。
18世紀から20世紀までいろんな年代の曲が含まれています。
後半1曲目のルベル曲も名前も初めて聞きましが、18世紀前半の作品。
一方、後半2曲目のラヴェルは20世紀の作品ということで、その対比がなかなか面白いと思いました。
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読売日本交響楽団 第245回日曜マチネーシリーズ
日時:2022年3月13日(日)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:マキシム・パスカル
独奏:前橋汀子
曲目:ベルリオーズ 劇的物語「ファウストの劫罰」から
「鬼火のメヌエット」「妖精の踊り」「ハンガリー行進曲」
ショーソン「詩曲」
ラヴェル「ツィガーヌ」
ルベル バレエ音楽「四大元素」
ラヴェル バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲
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指揮者のパスカルは1985年生まれとまだ30代のフランス人。
日本でオペラを何度も振っているそうですが、今回初めて聴きました。
長身痩躯で折り曲げながら踊るように指揮します。
そして演目はすべてフランス音楽。
18世紀から20世紀までいろんな年代の曲が含まれています。
後半1曲目のルベル曲も名前も初めて聞きましが、18世紀前半の作品。
一方、後半2曲目のラヴェルは20世紀の作品ということで、その対比がなかなか面白いと思いました。
色彩に富んだ作品を聴く【日フィル3月東京定期】 [音楽]
遅くなりましたが、3月4日の演奏会の記録です。
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日本フィルハーモニー交響楽団 第738回東京定期演奏会
日時:2022年3月4日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:広上淳一
曲目:ラヴェル「スペイン狂詩曲」
同「ラ・ヴァルス」
ラフマニノフ 交響曲第3番イ短調
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定期会員になっている日フィル東京定期。
2月はオケが九州への演奏旅行に出かけるため、お休みでした。
故郷・長崎の中学の同級生が日フィルにいて、彼は毎年、演奏旅行で歓迎を受けていたようなんですが、最近退団してしまいました。
さて、4日の演奏ですが、元々は違い指揮者が登壇する予定だったんですが、コロナ禍で交代。
先ごろ「フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)」という肩書きが付いたマエストロ広上が登場しました。
曲はラヴェルとラフマニノフという20世紀前半の色彩に富んだ曲目が並んでいます。
ラフマニノフ作品は、今年1月に交響曲第2番とピアノ協奏曲第2番などを同じ会場(サントリーホール)で演奏したばかり。
そして、今回はこちらも3年ほど前に演奏した交響曲第3番。
この曲を聴くと、いい意味で(!)映画音楽的なものを感じます。
主人公(この場合若い女性)が野原に駆け出したり、自宅で物思いに耽っていたり、などの情景が目に浮かびますし…。
この日の演奏も、こうした映画的なことを思い浮かべながら聴きました。
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日本フィルハーモニー交響楽団 第738回東京定期演奏会
日時:2022年3月4日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:広上淳一
曲目:ラヴェル「スペイン狂詩曲」
同「ラ・ヴァルス」
ラフマニノフ 交響曲第3番イ短調
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定期会員になっている日フィル東京定期。
2月はオケが九州への演奏旅行に出かけるため、お休みでした。
故郷・長崎の中学の同級生が日フィルにいて、彼は毎年、演奏旅行で歓迎を受けていたようなんですが、最近退団してしまいました。
さて、4日の演奏ですが、元々は違い指揮者が登壇する予定だったんですが、コロナ禍で交代。
先ごろ「フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)」という肩書きが付いたマエストロ広上が登場しました。
曲はラヴェルとラフマニノフという20世紀前半の色彩に富んだ曲目が並んでいます。
ラフマニノフ作品は、今年1月に交響曲第2番とピアノ協奏曲第2番などを同じ会場(サントリーホール)で演奏したばかり。
そして、今回はこちらも3年ほど前に演奏した交響曲第3番。
この曲を聴くと、いい意味で(!)映画音楽的なものを感じます。
主人公(この場合若い女性)が野原に駆け出したり、自宅で物思いに耽っていたり、などの情景が目に浮かびますし…。
この日の演奏も、こうした映画的なことを思い浮かべながら聴きました。
「クラシック音楽とアマチュア」「素顔のカラヤン」「そうだったのか、乗りかえ駅」「暮らしのなかのニセ科学」=読み終わった本(2022.02) [読書]
「読み終わった本」リスト(備忘録)、2022年2月分です。
1月が少なすぎたので、ちょっと意識してたくさん読みました。
▼読み終わった本
*「クラシック音楽とアマチュア」
西阪多恵子・著、青弓社
「アマチュアオーケストラに乾杯!」を上梓した者として読まないわけにはいかないと思い新刊で購入しました。
19世紀から20世紀のイギリスで、アマチュアの音楽家として活躍したウォルター・コベットについて、詳しく紹介しています。
イギリスは、世界で最もアマチュア音楽家たちの活動が盛んな国。
意外なことに、ドイツやフランスなどに比べて、アマチュア音楽団体(オーケストラやブラスバンドなど)の数が多いそうです。
こうしたアマチュア音楽界の隆盛の背景には、こうした人物がいた、ということのようです。
なかなか勉強になりました。
▼読み終わった本
*「素顔のカラヤン 二十年後の再会」
眞鍋圭子・著、幻冬舎新書
20世紀を代表する指揮者の1人、ヘルベルト・フォン・カラヤンと親交を結び、サポート役を務めた眞鍋圭子さんの著書。
サントリーホールの建設にも関わり、現在、同ホールのエグゼクティブ・プロデューサーです。
この本は2009年のに出たもので、カラヤンの死去から20年を経て、その思い出を綴っています。
世間が持っている『巨匠』のイメージとは違うカラヤンの素顔が垣間見られて、なかなか面白い本でした。
▼読み終わった本
*「そうだったのか、乗りかえ駅 複雑性と利便性の謎を探る」
西森聡・著、交通新聞社新書
古書店で購入。
「乗りかえ駅」という観点で、駅・鉄道を分析した本。
一口に「乗りかえ」と言っても、2つの路線が交わる駅、1つの路線の途中駅ながら急行(などの優等列車)と各駅停車(普通列車)が接続している駅、終着駅なのに近くに別の路線の駅があり徒歩で行ける駅など、いろんな形態があります。
「JR山手線29駅のうち乗りかえ路線のない駅は2つ(目白と新大久保)だけ」など、いろいろと面白い切り口の話が満載で、あっという間に読み終わりました。
▼読み終わった本
*「地域批評シリーズ41 これでいいのか長崎県」
鈴木士郎・著、マイクロマガジン社
筆者は長崎(市)生まれ・育ちなので、古書店で見かけてすぐに買いました。
2019年の本です。
生まれ・育ちとは言っても、住んでいたのは高校までで、最近の状況はよく分からないので、興味深く読みました。
帯の文章は「バラバラで連携できない 長崎に迫る存亡の危機!」とあります。
長崎県といえば、五島列島、壱岐、対馬をはじめ、多くの離島が存在していて、五島は長崎市と船でつながっていますが、壱岐・対馬は海路だと福岡や佐賀の方が近かったりします。
離島ではなくても、長崎県の九州本土部分も平地が少なく、決して交通が便利とは言えません。
「バラバラ」なのはよく分かる気がしました。
そして、交通の問題といえば「長崎(西九州)新幹線」!
佐賀県が建設に協力的ではなく、今年予定されている開業も一部区間のみで、博多(福岡)までつながるのがいつになるのか決まっていないそうです。
いったいどうなるのでしょうか?
▼読み終わった本
*「暮らしのなかのニセ科学」
左巻健男・著、平凡社新書
これも古書で購入。
いろんな「ニセ科学」をずばり『論破』しています。
例えば「サプリ」「ダイエット法」「血液サラサラ」「食品添加物」などなど。
「水道水」「マイナスイオン」「プラズマクラスター」「EM菌」はすべて根拠がありません。
中には大手企業が堂々と売っていて、テレビなどでCMしているものもあり、「騙されるのも無理はない」と思わせられますが、日本だけの現象ではないとのこと。
困ったものです。
1月が少なすぎたので、ちょっと意識してたくさん読みました。
▼読み終わった本
*「クラシック音楽とアマチュア」
西阪多恵子・著、青弓社
「アマチュアオーケストラに乾杯!」を上梓した者として読まないわけにはいかないと思い新刊で購入しました。
19世紀から20世紀のイギリスで、アマチュアの音楽家として活躍したウォルター・コベットについて、詳しく紹介しています。
イギリスは、世界で最もアマチュア音楽家たちの活動が盛んな国。
意外なことに、ドイツやフランスなどに比べて、アマチュア音楽団体(オーケストラやブラスバンドなど)の数が多いそうです。
こうしたアマチュア音楽界の隆盛の背景には、こうした人物がいた、ということのようです。
なかなか勉強になりました。
▼読み終わった本
*「素顔のカラヤン 二十年後の再会」
眞鍋圭子・著、幻冬舎新書
20世紀を代表する指揮者の1人、ヘルベルト・フォン・カラヤンと親交を結び、サポート役を務めた眞鍋圭子さんの著書。
サントリーホールの建設にも関わり、現在、同ホールのエグゼクティブ・プロデューサーです。
この本は2009年のに出たもので、カラヤンの死去から20年を経て、その思い出を綴っています。
世間が持っている『巨匠』のイメージとは違うカラヤンの素顔が垣間見られて、なかなか面白い本でした。
▼読み終わった本
*「そうだったのか、乗りかえ駅 複雑性と利便性の謎を探る」
西森聡・著、交通新聞社新書
古書店で購入。
「乗りかえ駅」という観点で、駅・鉄道を分析した本。
一口に「乗りかえ」と言っても、2つの路線が交わる駅、1つの路線の途中駅ながら急行(などの優等列車)と各駅停車(普通列車)が接続している駅、終着駅なのに近くに別の路線の駅があり徒歩で行ける駅など、いろんな形態があります。
「JR山手線29駅のうち乗りかえ路線のない駅は2つ(目白と新大久保)だけ」など、いろいろと面白い切り口の話が満載で、あっという間に読み終わりました。
▼読み終わった本
*「地域批評シリーズ41 これでいいのか長崎県」
鈴木士郎・著、マイクロマガジン社
筆者は長崎(市)生まれ・育ちなので、古書店で見かけてすぐに買いました。
2019年の本です。
生まれ・育ちとは言っても、住んでいたのは高校までで、最近の状況はよく分からないので、興味深く読みました。
帯の文章は「バラバラで連携できない 長崎に迫る存亡の危機!」とあります。
長崎県といえば、五島列島、壱岐、対馬をはじめ、多くの離島が存在していて、五島は長崎市と船でつながっていますが、壱岐・対馬は海路だと福岡や佐賀の方が近かったりします。
離島ではなくても、長崎県の九州本土部分も平地が少なく、決して交通が便利とは言えません。
「バラバラ」なのはよく分かる気がしました。
そして、交通の問題といえば「長崎(西九州)新幹線」!
佐賀県が建設に協力的ではなく、今年予定されている開業も一部区間のみで、博多(福岡)までつながるのがいつになるのか決まっていないそうです。
いったいどうなるのでしょうか?
▼読み終わった本
*「暮らしのなかのニセ科学」
左巻健男・著、平凡社新書
これも古書で購入。
いろんな「ニセ科学」をずばり『論破』しています。
例えば「サプリ」「ダイエット法」「血液サラサラ」「食品添加物」などなど。
「水道水」「マイナスイオン」「プラズマクラスター」「EM菌」はすべて根拠がありません。
中には大手企業が堂々と売っていて、テレビなどでCMしているものもあり、「騙されるのも無理はない」と思わせられますが、日本だけの現象ではないとのこと。
困ったものです。
若い音楽家たちの前向きな演奏【エスポワール・オケを聴く】 [音楽]
遅くなりましたが先週聴きに行った演奏会。
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エスポワールオーケストラ演奏会
日時:2022年3月1日(火) 19時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)
指揮:阿部未来
曲目:ブラームス 交響曲第1番ハ短調
サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」
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コロナ禍で演奏機会に恵まれなかった若いアマチュア音楽家たちが作った単発のオーケストラとのこと。
大学を卒業したばかりの社会人中心に、現役の大学生もいたようです。
例えば、まもなく卒業する大学4年生は、この2年間、つまり3年生と4年生の間、あまり演奏できなかったと思われます。
社会人オーケストラは、2020年秋くらいから演奏活動を再開したところもあります。
しかし、大学の中で活動している団体は、大学当局から活動を認められなかったり、施設が使えなかったりで、社会人オケよりも厳しい条件下に置かれてきました。
そうしたこともあってか、ステージ上の皆さんからは「演奏できる喜び」のようなものが感じられました。
演奏自体も、とにかく勢いがある感じでした。
勢いがありすぎてずれるところもありましたが、いつも書いているようにそれも生演奏ならではですね。
次の演奏会の予定は決まっていないようですが、1回きりなのはもったいないような気もします。
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エスポワールオーケストラ演奏会
日時:2022年3月1日(火) 19時開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)
指揮:阿部未来
曲目:ブラームス 交響曲第1番ハ短調
サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」
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コロナ禍で演奏機会に恵まれなかった若いアマチュア音楽家たちが作った単発のオーケストラとのこと。
大学を卒業したばかりの社会人中心に、現役の大学生もいたようです。
例えば、まもなく卒業する大学4年生は、この2年間、つまり3年生と4年生の間、あまり演奏できなかったと思われます。
社会人オーケストラは、2020年秋くらいから演奏活動を再開したところもあります。
しかし、大学の中で活動している団体は、大学当局から活動を認められなかったり、施設が使えなかったりで、社会人オケよりも厳しい条件下に置かれてきました。
そうしたこともあってか、ステージ上の皆さんからは「演奏できる喜び」のようなものが感じられました。
演奏自体も、とにかく勢いがある感じでした。
勢いがありすぎてずれるところもありましたが、いつも書いているようにそれも生演奏ならではですね。
次の演奏会の予定は決まっていないようですが、1回きりなのはもったいないような気もします。
演奏会のはしご・その2【ORCHESTRA LUCEを聴く】 [音楽]
先日の日曜日の演奏会のはしご。
2つ目は音大生のオーケストラでした。
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ORCHESTRA LUCE(オーケストラルーチェ)第1回演奏会
日時:2022年2月27日(日)17:30開演
会場:東京音楽大学100周年記念ホール(東京・南池袋)
指揮:荒木流音生
独奏:稲垣拓己
曲目:ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調
ブラームス 交響曲第1番ハ短調
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指揮の荒木さんは東京音大指揮科の2年生。
オーケストラのメンバーも音大の学生さんたちです。
(音大では指揮科の学生さんがこのような形でオーケストラを組織・編成するのが恒例みたいです。)
昼間に聞いたグローバルフィルが、かなりベテランのオケなのに対し、このオケはとにかく若い!
音大生なので技術的にはとても高水準。
若さゆえでしょうか、勢いがありすぎてずれるところも散見されましたが、それもまた音楽・生演奏の醍醐味と言えるかもしれません。
指揮の荒木さんはまだまだ勉強が必要かな、と思いました。
今後に期待しようと思います。
2つ目は音大生のオーケストラでした。
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ORCHESTRA LUCE(オーケストラルーチェ)第1回演奏会
日時:2022年2月27日(日)17:30開演
会場:東京音楽大学100周年記念ホール(東京・南池袋)
指揮:荒木流音生
独奏:稲垣拓己
曲目:ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調
ブラームス 交響曲第1番ハ短調
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指揮の荒木さんは東京音大指揮科の2年生。
オーケストラのメンバーも音大の学生さんたちです。
(音大では指揮科の学生さんがこのような形でオーケストラを組織・編成するのが恒例みたいです。)
昼間に聞いたグローバルフィルが、かなりベテランのオケなのに対し、このオケはとにかく若い!
音大生なので技術的にはとても高水準。
若さゆえでしょうか、勢いがありすぎてずれるところも散見されましたが、それもまた音楽・生演奏の醍醐味と言えるかもしれません。
指揮の荒木さんはまだまだ勉強が必要かな、と思いました。
今後に期待しようと思います。