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「残酷な進化論」「教養としての言語学」「ザビエルの見た日本」「チリワイン」「モーツァルトは『アマデウス』ではない」=読み終わった本(2020.07) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2020年7月分です。

▼読み終わった本
*「残酷な進化論 なぜ私たちは『不完全』なのか」
更科功・著、NHK出版新書

残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか

残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか

  • 作者: 更科功
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: 単行本

去年刊行され結構話題になったようです。
かいつまんで紹介するのは簡単ではないので、目次を羅列してみます。
(それでどんな本かのあらましが分かるだろうと期待して…。)
はじめに
序章 なぜ私たちは生きているのか
第1部
第1章 心臓病になるように進化した
第2章 鳥類や恐竜の肺にはかなわない
第3章 腎臓・尿と「存在の偉大な連鎖」
第4章 ヒトと腸内細菌の微妙な関係
第5章 いまも胃腸は進化している
第6章 ヒトの眼はどのくらい「設計ミス」か
第2部
第7章 腰痛は人類の宿命だけど
第8章 ヒトはチンパンジーより「原始的」か
第9章 自然淘汰と直立二足歩行
第10章 人類が難産になった理由とは
第11章 生存闘争か、絶滅か
第12章 一夫一妻制は絶対ではない
終章 なぜ私たちは死ぬのか
おわりに

▼読み終わった本
*「教養としての言語学」
鈴木孝夫・著、岩波新書

教養としての言語学

教養としての言語学

  • 作者: 鈴木 孝夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/09/20
  • メディア: 新書

こちらは1996年の本。
まえがきに「この本は私が過去四十年にわたって、数多くの大学で『言語学概論』『言語』『言語社会学』などの題目の下にいろいろと講義したものの中から、いくつかのテーマを選んでまとめたものである」とあります。
1996年と言うと、そこまで昔ではないような気もしますが、さらにその前の講義録から選んだということで、一部はだいぶ時間が経っているようです。
もちろん、基礎的な事柄が多いので、古くても「時代遅れ」というわけではないのですが…。
最後の方に「言語干渉から見た『外来語』」という章があって、とても勉強になりました。

▼読み終わった本
*「中国台頭の終焉」
津上俊哉・著、日経プレミアシリーズ

中国台頭の終焉

中国台頭の終焉

  • 作者: 津上 俊哉
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版
  • 発売日: 2013/01/24
  • メディア: 新書

著者の津上氏は元通産省で中国について何冊もの著作がある中国専門家。
北京駐在時代に何度かお目にかかったことがあります。
この本は2013年の出版で、リーマンショックなどを受けた2010年代前半の状況を元に、中国経済の先行きについて論じています。
それから7年経っていますが、そのころは予想できなかったであろう、米中関係の悪化という要素が加わって、これからどうなっていくのか。
日本に大きな影響なあるのは間違いないので、大変気になるところです。

▼読み終わった本
*「ザビエルの見た日本」
ピーター・ミルワード著、松本たま・訳、講談社学術文庫

ザビエルの見た日本

ザビエルの見た日本

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/11/10
  • メディア: 文庫

戦国時代に日本にやってきて、結局ヨーロッパに戻ることなく亡くなった宣教師、フランシスコ・ザビエルの手紙から、日本に関する部分を紹介した本。
ミルワード氏はイギリス出身で、ザビエルと同じイエズス会の所属。
1954年に来日し、上智大学などで教鞭をとったということです。
ザビエルは日本という国や日本人について高く評価していて、布教するにふさわしい国だと考えていたことが、この本からもよく分かります。
もちろん、歴史(日本史)の授業などで習うことではありますが、改めてとても興味深く読みました。

▼読み終わった本
*「血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット 1回7秒!薬に頼らずヘモグロビンA1cが下がる!」
宇佐見啓治・著、文響社

血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット 1回7秒! 薬に頼らずヘモグロビンA1cが下がる!

血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット 1回7秒! 薬に頼らずヘモグロビンA1cが下がる!

  • 作者: 宇佐見啓治
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2020/04/16
  • メディア: Kindle版

NHKの番組「ガッテン!」でも取り上げられたという、血糖値を下げるスクワットの本。
人間ドックで「要再検査」になることがあり、血糖値に気をつけなければならないので、実践していきたいと思います。

▼読み終わった本
*「チリワイン」
山本博&遠藤誠・著、ガイアブックス

チリワイン

チリワイン

  • 出版社/メーカー: ガイアブックス
  • 発売日: 2017/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

おととしチリに旅行に行った際、首都サンティアゴ郊外にある大手コンチャ・イ・トロ社のワイナリーを見学しました。
そういえば、最近飲むのはチリワインが多いな、と思い、ちょっと”勉強”しようと思ってこの本を取り寄せました。
チリワインはコストパフォーマンスに優れていることで知られているわけですが、近年では高級なワインも多く産出してるとのことで、いろいろと飲み比べてみたいと思います。

▼読み終わった本
*「モーツァルトは『アマデウス』ではない」
石井宏・著、集英社新書

モーツァルトは「アマデウス」ではない

モーツァルトは「アマデウス」ではない

  • 作者: 石井宏
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: Kindle版

なかなか考えさせられる本でした。
「アマデウスではない」なら何という名前(ミドルネーム)だったのかは、この本を読んでいただくとして、名前というのは単なる「呼び方」ではなく、その人の人生や信条などを表すものだということが分かりました。
モーツァルトが、「ステージパパ」によって育てられ、いかにその影響から離れようとするかはいろんな本に書かれています。
また、「何歳でどこに旅行した」とか、「何歳でザルツブルクからウィーンに移った」などの話ももちろん知っていたわけですが、その旅行がもたらしたものや、ウィーンに移るにあたってどのような事情があったのかなど、不勉強にしてよく知りませんでした。
モーツァルトやクラシック音楽に興味のある人は読んでみてください。

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コメント 2

YAP

モーツアルトの本は、何となく私が想像していたのとは違うかもと思いました。
それより進化論の本に興味をひかれました。
by YAP (2020-08-06 08:18) 

Lionbass

YAPさま
「進化論」については、つい最近も政治家の”間違った解釈”が問題になりましたね。
こうした一般の人向けの新書でも、読むと勉強になると思います。
by Lionbass (2020-08-10 13:59) 

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