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「教科書には載っていない!戦前の日本」「明治の音」「日本人とユダヤ人」=読み終わった本(2021.07) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2021年7月分です。
考えて見たら4冊とも古書店で購入したものでした。
(新刊よりも古書をたくさん買っているのでこうなりますね…。)

▼読み終わった本
*「教科書には載っていない!戦前の日本」
武田知弘・著、彩図社

教科書には載っていない!  戦前の日本

教科書には載っていない! 戦前の日本

  • 作者: 武田 知弘
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2016/01/15
  • メディア: 文庫

古書店で購入。
「不思議の国『戦前の日本』」「本当は凄い!戦前の日本」「古くて新しい戦前の暮らし」「熱く迷走する戦前の日本」の4つの章に分かれています。
「戦前にも高度経済成長があった」とか、「サラリーマンはエリートだった!?」など興味深いエピソード満載でした。

▼読み終わった本
*「明治の音―西洋人が聴いた近代日本」
内藤高・著、中公新書

明治の音―西洋人が聴いた近代日本

明治の音―西洋人が聴いた近代日本

  • 作者: 内藤 高
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2021/07/31
  • メディア: 新書

こちらも古書。
幕末〜明治に来日した外国人が、旅行記や日記、本国への港北などに残した日本で耳にした音についての本。
三味線や下駄の音、人々の話し声などについて、違和感を感じながらも時を経るにつれて反応が変化したようです。
現在開催中の東京オリンピックでも、福島での女子ソフトボールなどでセミの声が響いていて、外国人にとって印象的だったようですが、明治に来日した人たちにとっても、セミの声は記憶に残るものだったようです。

▼読み終わった本
*「カタカナことば―日本に帰化した外国語」
深尾凱子・著、サイマル出版会

カタカナことば―日本に帰化した外国語

カタカナことば―日本に帰化した外国語

  • 作者: 深尾凱子
  • 出版社/メーカー: サイマル出版会
  • 発売日: 1979/12/01
  • メディア: 単行本

これもまた古書、1979年(42年前)に刊行された本です。
著者は読売新聞の女性記者だそうです。
「まえがき」に「『カタカナで書かれた言葉はすなわち外国語ではない。カタカナになった瞬間から日本語である』という教訓は、新聞社に入社早々たたきこまれたのでした。」とあります。
この点、私も同感です。

▼読み終わった本
*「日本人とユダヤ人」
イザヤ・ベンダサン著、角川文庫

日本人とユダヤ人

日本人とユダヤ人

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 1971/09/30
  • メディア: 文庫

これまた古書店で購入しました。
みなさんご存知、在日ユダヤ人、イザヤ・ベンダサンこと山本七平氏が1970年に出した本。
実に半世紀以上前です。
もちろん若い頃に読んだことがありますが、コーヒー1杯より安い価格で棚に並んでいるのを見て、手を出さずには入られませんでした。
内容についての説明の必要はないと思いますが、「日本人は水と安全はタダだと思っている」とか「日本人は『日本教』の信者である」など、50年近く前に読んで今でも覚えている内容ばかりで、改めていろいろと考えさせられました。
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YAP

セミの鳴き声が海外の人に印象的だというのは驚きました。
夏に行った海外というとアメリカくらいしかないのですが、砂漠地帯の特殊な土地でしたのでセミなどいるはずもなく。
けど、街路樹とかのある街には普通にいるものと思ってました。
by YAP (2021-08-06 08:18) 

Lionbass

YAPさま
(いつも反応が遅くてすみません。)
そういえばヨーロッパの都市って、セミの声をあまり聞かないような気がします。
緯度が高い(かなり北にある)ためですかね…。
by Lionbass (2021-09-12 12:58) 

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