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酷暑の聖地ファティマへ【2016夏休みポルトガル旅行記(19)】 [旅行・乗り物]

リゾート地ナザレの素敵レストランで昼食【2016夏休みポルトガル旅行記(18)】から続きます。

リゾート地ナザレで昼食を済ませ、次の訪問地へ向かいます。
行き先は「ファティマ第3の予言」で知られるファティマです。
ナザレからはほぼ真東に30kmほどの距離。
高速道路は若干遠回りですが、それでも四十数キロで、1時間弱で到着です。

ファティマには、教会や巨大な大聖堂が建っています。
IMG_4879ファティマ大聖堂.jpg
IMG_4880大聖堂.jpg

ファティマは元々は小さな農村でした。
第一次世界大戦中の1917年5月13日、7〜10歳の少年少女3人の前に聖母マリアが現れたとされていて、キリスト教の聖地となっています。
聖母マリアはその際、3つの予言をしたとされています。
第一は第一次大戦がまもなく終わること。
第二は3人のうち2人が天に召されることだったと言います。

しかし、『第三の予言』はその後、長い間公表されなかったことや、中身を見た歴代のローマ法王の何人かが絶句したり失神したと言われることから、「カトリック教会に関する不吉な内容なのではないか」とか「人類の滅亡に関することなのではないか」などの「憶測」が広がることになりました。
その後、1981年のローマ法王、ヨハネ・パウロII世の銃撃事件のことであった、と発表されたのですが、いまだにこれを信じない人もいるそうです。
IMG_4881法王像.jpg

この大聖堂がある場所、聖母マリアが出現した1917年は、畑が広がるだけだったと言います。
しかし、5月の最初の「奇跡」以降も毎月13日に現れ、話を聞いた群衆がこの場所に集結するなど「聖地」となって、1930年に大聖堂が建てられたということです。
私はカトリックの信者ではありませんが、何か不思議なものを感じました。
IMG_4882大聖堂.jpg
IMG_4884大聖堂.jpg
IMG_4885教会.jpg

さて、こちらは大聖堂の内部。
冷房が涼しくてホッとします。
IMG_4883大聖堂内部.jpg

写真では分かりませんが、この日、ファティマは酷暑。(たぶん40度近かったと思います。)
前夜から泊まっていたリスボン郊外のシントラは、避暑地といういうこともあり、まあまあ快適でした。
ロカ岬(ユーラシア大陸最西端)は海に面しているのと、まだ午前中の早い時間だったため暑さは感じませんでしたし、昼食をとったリゾート地ナザレも、海風があってまあまあ快適でした。
しかし、そこから内陸に数十キロ入っただけのファティマは、猛暑だったローマ、リスボンにもまして、体にこたえる暑さ。
近くに土産物店でアイスクリームを食べ、早々に次の目的地に向かうことにします。

高速道路を快調に走行。
途中、サービスエリアで一息入れます。
IMG_4888サービスエリア.jpg
IMG_4886サービスエリア.jpg

コーヒー(エスプレッソ)とともに、ポルトガル名物の一つ、「トルタ」というケーキをいただきます。
日本の「一六タルト」の原型になったという説もあるそうです。
IMG_4887ロールケーキ.jpg
濃厚な甘さでした。

(つづく)
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コメント 2

YAP

典型的な理系君の私は、予言は信じない派です。
今ある情報からの将来予測はしますが。
ただ、信じることで心が救われるということはあると思ってますので、宗教も信者にとっては必要なんだろうなということは思います。
by YAP (2016-11-01 07:53) 

Lionbass

YAPさま
私も何の「信心」もありませんし、「予言」は信じないんですが…。
子どもの頃「ノストラダムス」ブームの後に「ファティマの第三の予言」が『流行』したことがあったのでどんな場所か興味があり、通り道ということで立ち寄って見ました。
by Lionbass (2016-11-03 08:44) 

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