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『ボレロ』はいい演奏でしたがマーラーは大変そうでした【東京グリーン響を聴く】 [音楽]

きのうは家族が賛助出演するこちらの演奏会を聴きに行きました。

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東京グリーン交響楽団第25回定期演奏会
日時:2017年1月28日(土)14:00開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:北原幸男
曲目:ラヴェル「ボレロ」
   マーラー 交響曲第5番嬰ハ短調
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img_東京グリーン201701.jpg

このオケ、「みどり会」という企業グループが作ったアマチュアオーケストラだそうで、確か関西にも「姉妹オケ」があるはず。
名前は聞いたことがありましたが、演奏会は初めてでした。

「ボレロ」は最初から最後まで独特のリズムが続くことで有名な曲。
いろんな場面で使われるのでご存知の方も多いと思います。
フルートに始まって、さまざまな楽器(またはいくつかの組み合わせ)がソロでメロディーを吹くのですが、難易度に差があって、結構難しい楽器もあるので、アマチュアではなかなか取り上げられません。
サックスが2人(以上)必要だったり、オーボエダモーレという普段は使われない楽器が編成に含まれるのも、演奏機会の少ない理由かもしれません。

その「ボレロ」ですが、きのうの演奏は、各楽器が健闘していて、なかなかいい演奏でした。
特に難しいトロンボーンなども及第点だったと思います。

一方、後半のマーラー5番。
「ボレロ」は、メロディーが2種類、リズムが1種類しかないという、究極の「シンプルさ」を持った作品であるのに対し、すべてのものが複雑で、「複雑さの極致」であると言っていいと思うのですが、やはりその複雑さを表現するのはなかなか大変だと思いました。
技術的には管楽器(特に金管楽器)が難しいと思うのですが、曲全体の表現という観点で見ると、やはり弦楽器の曲の理解度というか「入り込み方」が問われるような気がします。
もっと「熟成」を進めると、よい演奏になるような気がしました。

ところで、サントリーホールは2月から、半年間の改修工事に入るそうです。
きのうの演奏会が工事前の最後でした。
それにしても、アマチュアのオーケストラがサントリーホールで演奏会を開くのは、やはり恵まれたことですよね。
(私も何度かステージに乗ってますが…。)
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コメント 2

hanamura

留守宅から、お古のレコーダーごと、単身宅に持って来たら、
シルヴィ・ギエムのドキュメンタリーが録画されていてボレロ観ました。
by hanamura (2017-01-31 05:41) 

Lionbass

hanamuraさま
私も見た記憶があります。
おととしのジルベスタ―コンサートでしたっけ?
by Lionbass (2017-02-01 14:51) 

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