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『キラキラ感』がよく出てました【ラヴェルのピアノ協奏曲室内楽版を聴く】 [音楽]

きのうは室内楽演奏会を聴きに行きました。

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田中良茂&Borders ラヴェル・ピアノ協奏曲室内楽版演奏会
日時:2017年7月19日(水)19:00開演
会場:ムジカーザ(東京・代々木上原)
出演:田中良茂(ピアノ)
   Borders(木管五重奏)
曲目:イベール 木管五重奏のための3つの小品
   モーツァルト フルートとピアノによるロンド ニ長調
   モーツァルト ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調
   ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 室内楽版(編曲:齋藤圭子)
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img_ムジカーザ201707.jpg

ピアニストの田中良茂さんは私が主宰・指揮するPROJECT Bの独奏者。
そして、Bordersはフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンからなる木管五重奏団です。
2005年に東京音楽大学に入学した5人の奏者が結成したということで、10年以上活動していることになります。

最初の作品はイベールの五重奏曲。
イベールは1890年生まれのフランスの作曲家で、木管五重奏の曲をたくさん書いています。
文字通り「息の合った」演奏でした。

次の2曲はモーツァルトの作品。
シンプルなだけに、奏者一人一人の音楽的レベルの高さがよく分かりました。

そして後半はラヴェルのピアノ協奏曲の室内楽版。
田中さんはこれまで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の室内楽版を演奏していますが、これは弦楽五重奏のために編曲されたもの。

今回は弦楽器ではなく木管五重奏と演奏するよう、今回の演奏会のために編曲したそうです。
この曲は、ドラマ「のだめカンタービレ」でも使われたラヴェルの代表曲の1つで、20世紀の曲らしい「キラキラした感じ」が特徴です。
なるほど、この「キラキラ感」を出すには、弦楽器よりも管楽器の方がいいんだな、ということが演奏を聴いてよく分かりました。
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コメント 2

hanamura

大好きです!キラキラ感というか、現代の映画、テレビドラマのサウンドトラックに、ありそう!う~ん、某アニメ映画の感覚かなぁ~?大好きです。
by hanamura (2017-07-20 18:30) 

Lionbass

hanamuraさま
ラヴェルは「オーケストラの魔術師」という別名を持っているくらいで、原曲が「色彩感」にあふれているわけですが、70~80人が出す音を5人でやっていたので、編曲者や奏者の腕もかなり要求されると思いました。
by Lionbass (2017-07-24 14:44) 

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