SSブログ

『田園』の着想を得た小川のほとりの散歩道へ【2017夏・中欧4カ国旅行記(42)】 [旅行・乗り物]

「『ハイリゲンシュタットの遺書』を書いた家へ【2017夏・中欧4カ国旅行記(41)】」から続きます。

引き続きウィーンの郊外、ハイリゲンシュタットをうろうろしています。
「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた家などを見た後は、少し移動して次の場所へ。

途中「ヌスドルフ」というトラムの終点があります。
(近くには鉄道=Sバーンの同名の駅もあります。)
日本の路面電車と違って、運転台は片方にしかないので、終点はループ線になっていて、電車はぐるっと回って方向転換します。
IMG_6380トラム.JPG

次に向かったのはこの近くの「ベートーヴェンの散歩道」です。
こちらは、「ベートーヴェン通り」と「エロイカ通り」の交わるところにある表示。
IMG_6381ベートーヴェンの小道とエロイカ通り.JPG

道路沿いには住宅が立ち並んでいます。
「ベートーヴェン通り2番地」の住居表示。
IMG_6383ベートーヴェン小路2番地.JPG

そして、この通りに沿って「小川」が流れています。
シュライバーバッハ(Schreiberbach)という名前の川ですが、このあたりはベートーヴェンがよく散歩していました。
この風景を見て、交響曲第6番「田園」の着想を得たとされています。
「田園」の第2楽章は、「小川のほとりの情景」という副題が付けられていて、まさにこの小川を描写したものだということです。
IMG_6384ハイリゲンシュタット.JPG
IMG_6385ハイリゲンシュタット.JPG
IMG_6390ハイリゲンシュタット.JPG
IMG_6392ベートーヴェン小路看板.JPG

以前も来たことがあって、初めて見たときは「田園というよりは雑木林だなあ」と思いました。
「田園」というと、田んぼや畑が広がっているようなイメージをなんとなく持っていたので…。

通りから少し目を転じるとこのような丘になっています。
現在は住宅街になっていますが、ベートーヴェンの時代はもっとのどかな光景が広がっていたんでしょうね。
IMG_6397ハイリゲンシュタット丘.JPG

付近には「ベートーヴェン公園」があって、こんな胸像が立っています。
IMG_6394ベートーヴェン像.JPG

(つづく)
nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

nice! 8

コメント 2

YAP

私も同じく、「田園」という景色ではなさそうに思いました。
昔は違った景色だったんですかね?
by YAP (2017-12-14 08:23) 

Lionbass

YAPさま
建物の数などは違うんでしょうが、地形は変わらないですよね。
下から2枚目の丘のような感じなら、まだ「田園風景」の範疇なのかもしれませんが…。
by Lionbass (2017-12-16 11:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。