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『きのう、きょうきょう』(昨日、京響)【京都市交響楽団東京公演を聴く】 [音楽]

きのうは、オーケストラの練習をちょっとだけ早抜けして、京都市交響楽団の東京公演を聴きに行きました。
テレビ放送では何度も見て(聴いて)ますが、演奏会を聴くのは初めてだと思います。
ちなみに、「今日、京響」(きょう、きょうきょう)というのはこのオーケストラのキャッチフレーズみたいです。

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京都市交響楽団東京公演
日時:2019年6月23日(日)午後5時開演
会場:サントリーホール大ホール(東京・赤坂)
指揮:広上 淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
独奏:五嶋 龍(ヴァイオリン)
曲目:ブラームス「悲劇的序曲」
   コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲ニ長調
   ラフマニノフ「交響的舞曲」
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img_京響20190623.jpg

チケット完売だったそうです。
実際、客席も「チケットを買ったものの都合で来られなくなったのだろう」という空席がちらほら見られる程度で、9割以上が埋まっていました。

最初に着物姿の京都市長がステージへ出てきてお客さんに挨拶。
ちょっと変わった感じの始まり方でしたが、その後はオーソドックスなコンサート。

最初はブラームスの「悲劇的序曲」。
曲としては、オーケストレーションが薄かったり、転調が難しい印象ですが、とても整った感じの演奏。
個々の奏者のレベルの高さを示した感じです。

2曲目はコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。
コルンゴルトはモラヴィアでウィーンなどで活躍したあと、アメリカに移った作曲家。
映画音楽の分野でも多くの作品を残しています。
この協奏曲は、自作の映画音楽などを題材に、1945年(第二次大戦終結の年)に作られました。
コルンゴルトの作品としてはもっとも演奏機会の多い曲です。
ところどころ「美しい」と思わせる部分もありながら、雄大だったり激しかったりと、さまざまな表情を見せてくれる曲ですが、指揮者・オーケストラ・独奏者の息が合った演奏のように感じました。

後半はラフマニノフ最後の作品である「交響的舞曲」(シンフォニック・ダンス)。
いろんな楽器に目立つソロがあって、奏者の力量が如実に表れる曲だと思うんですが、どのパートも素晴らしいと思いました。
1楽章に長大なソロがあるサックス(アルト)は、上野耕平さんでした。

そして、アンコールにエルガーの「エニグマ」から「ニムロッド」。
静かに始まり静かに終わるものの、途中の盛り上がりなど感動的な曲で、満員の聴衆からもブラボーの声と大きな拍手が送られていました。

この演奏会に関する京響の公式ブログの記事はこちらです。
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