「世界のことば アイウエオ」「地図帳の深読み」「オスマン帝国」「漢文と東アジア」=読み終わった本(2020.02) [読書]
「読み終わった本」リスト(備忘録)、2020年2月分です。
▼読み終わった本
*「世界のことば アイウエオ」
黒田龍之助・著、ちくま文庫
言語・外国語の専門家、黒田龍之助氏の本。
2008年に出版された新書を文庫化したということで、世界100の言語について触れたエッセー集です。
黒田氏もすべての言語を知っているわけではなく、「知らない言葉については調べながら書いた」ということのようです。
メジャーな言語(中国語とかフランス語とか)もあれば、マイナーな言語(コサ語とかサーミ語とか)もあり、「へえ」と思わせるお話満載でした。
▼読み終わった本
*「地図帳の深読み」
今尾恵介・著、帝国書院
地図や鉄道に関する著書をたくさんものしている今尾氏の本。
帝国書院の出版ということで、同社の地図帳に基づいています。
「ブラタモリ」にも通ずるところがあって、なかなかマニアックな面白さでした。
▼読み終わった本
*「オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史」
小笠原弘幸・著、中公新書
タイトルにある通り、アジアとヨーロッパにまたがる地域を約600年に渡って「支配」したオスマン帝国(一般には「オスマン・トルコ」と呼ばれます)についての本。
中世〜近代のヨーロッパの歴史について読むと、オスマントルコ の存在を無視はできないですし、たまたま書店で目についたので買いました。
スルタン(支配者)またはその後継者の地位につくと、兄弟を殺したり、目を潰したりしたとのこと。
なかなか陰惨な歴史ですが、こうした「システム」が権力の安定をもたらし、国の繁栄につながったのでしょうから、『必要悪』だったのだと思います。
▼読み終わった本
*「漢文と東アジア――訓読の文化圏」
金文京・著、岩波新書
いわゆる「漢字文化圏」である中国(台湾や香港など含む)や日本、朝鮮、ベトナムなどにおけつ漢字の受容と「漢文」について詳しく見た本です。
いわゆる「訓読み」は日本独特のものとの見方もあるそうですが、実はほかの地域でも漢文を読む際に同じような現象があったということで、なかなか興味深い内容でした。
▼読み終わった本
*「不滅の恋―ベートーヴェン」
ジェイムズ・エリソン著、小西敦子・訳、角川文庫
ベートーヴェンのいわゆる「不滅の恋人」について描いた映画のシナリオです。
本文はベートーヴェンが亡くなるところから始まります。
「ベートーヴェン捏造」でその不誠実な行動が明らかにされたベートーヴェンの弟子・付き人であるシントラーが主要人物の一人。
ちなみに、私は「不滅の恋人」は実在の女性ではなく、「共和主義」のことを指しているという説が説得力があると思っています。
▼読み終わった本
*「世界のことば アイウエオ」
黒田龍之助・著、ちくま文庫
言語・外国語の専門家、黒田龍之助氏の本。
2008年に出版された新書を文庫化したということで、世界100の言語について触れたエッセー集です。
黒田氏もすべての言語を知っているわけではなく、「知らない言葉については調べながら書いた」ということのようです。
メジャーな言語(中国語とかフランス語とか)もあれば、マイナーな言語(コサ語とかサーミ語とか)もあり、「へえ」と思わせるお話満載でした。
▼読み終わった本
*「地図帳の深読み」
今尾恵介・著、帝国書院
地図や鉄道に関する著書をたくさんものしている今尾氏の本。
帝国書院の出版ということで、同社の地図帳に基づいています。
「ブラタモリ」にも通ずるところがあって、なかなかマニアックな面白さでした。
▼読み終わった本
*「オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史」
小笠原弘幸・著、中公新書
タイトルにある通り、アジアとヨーロッパにまたがる地域を約600年に渡って「支配」したオスマン帝国(一般には「オスマン・トルコ」と呼ばれます)についての本。
中世〜近代のヨーロッパの歴史について読むと、オスマントルコ の存在を無視はできないですし、たまたま書店で目についたので買いました。
スルタン(支配者)またはその後継者の地位につくと、兄弟を殺したり、目を潰したりしたとのこと。
なかなか陰惨な歴史ですが、こうした「システム」が権力の安定をもたらし、国の繁栄につながったのでしょうから、『必要悪』だったのだと思います。
▼読み終わった本
*「漢文と東アジア――訓読の文化圏」
金文京・著、岩波新書
いわゆる「漢字文化圏」である中国(台湾や香港など含む)や日本、朝鮮、ベトナムなどにおけつ漢字の受容と「漢文」について詳しく見た本です。
いわゆる「訓読み」は日本独特のものとの見方もあるそうですが、実はほかの地域でも漢文を読む際に同じような現象があったということで、なかなか興味深い内容でした。
▼読み終わった本
*「不滅の恋―ベートーヴェン」
ジェイムズ・エリソン著、小西敦子・訳、角川文庫
ベートーヴェンのいわゆる「不滅の恋人」について描いた映画のシナリオです。
本文はベートーヴェンが亡くなるところから始まります。
「ベートーヴェン捏造」でその不誠実な行動が明らかにされたベートーヴェンの弟子・付き人であるシントラーが主要人物の一人。
ちなみに、私は「不滅の恋人」は実在の女性ではなく、「共和主義」のことを指しているという説が説得力があると思っています。
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