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「無理ゲー社会」「妙な線路大研究 首都圏篇」「ニセ科学を10倍楽しむ本」=読み終わった本(2021.11) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2021年11月分です。

▼読み終わった本
*「無理ゲー社会」
橘玲・著、小学館新書

無理ゲー社会

無理ゲー社会

  • 作者: 橘玲
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2021/07/29
  • メディア: Kindle版

カバーの惹句は「才能のある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア」とあります。
現在の社会では「自分らしく生きる」「自分の行き方は自分で決める」が当たり前ですが、それは実はここ何十年かのこと。
そして、この本では「自分らしく」が呪いとなっていると説きます。
どういうことなのか、ご興味ある方は読んでみてください。

ちなみに、各章・パートのタイトルは以下の通りです。
はじめに 「苦しまずに自殺する権利」を求める若者たち
PART 1 「自分らしく生きる」という呪い
PART 2 知能格差社会
PART 3 経済格差と性愛格差
PART 4 ユートピアを探して
エピローグ 「評判格差社会」という無理ゲー

▼読み終わった本
*「妙な線路大研究 首都圏篇」
竹内正浩・著、じっぴコンパクト新書

妙な線路大研究 首都圏篇

妙な線路大研究 首都圏篇

  • 作者: 竹内 正浩
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2021/11/05
  • メディア: Kindle版

前月に読んだ「東京篇」につづき「首都圏篇」。
帯には「明治の鉄道はなぜ日吉を目指したのか」とあります。
カバーには地図も。
本文では、東京都内の話も多く、「品川〜大崎、大井町」あたりの線形や、新宿線と池袋線など西武線の複雑な路線などについて、その歴史を明らかにします。
鉄道ファンや地図マニアは必読ですね。

▼読み終わった本
*「ことばでたどる日本の歴史 幕末・明治・大正篇篇」
今野真二・著、河出ブックス

ことばでたどる日本の歴史 幕末・明治・大正篇

ことばでたどる日本の歴史 幕末・明治・大正篇

  • 作者:今野真二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/11/26
  • メディア: 単行本

「言葉の本」ではなく「歴史の本」です。
幕末から明治・大正にかけて、記録に残っている政治、経済、外交、戦争、文化、科学などに関する言葉を明らかにしています。
時代が明治に変わってから150年あまりがたつわけですが、遠い昔のように感じますね。
帯には次のような宣伝文句があります。
「近代国家・日本の成立と奇跡はどのような日本語に彩られているのか−−−?」
「ペリー来航、遣欧使節団、博覧会、憲法発布、条約改正、日清戦争、日露戦争、そして大正へ……」

▼読み終わった本
*「ニセ科学を10倍楽しむ本」
山本弘・著、ちくま文庫

ニセ科学を10倍楽しむ本

ニセ科学を10倍楽しむ本

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2015/04/08
  • メディア: 文庫

上記3冊は新刊でしたが、この本は古書店で購入しました。
2010年に刊行されたものを15年に文庫化しています。
各章のタイトルは以下の通り。
まえがき ニセ科学を楽しく学ぼう
第1章 水は字が読める?
第2章 ゲームをやりすぎると「ゲーム脳」になる?
第3章 有害食品、買ってはいけない?
第4章 血液型で性格がわかる?
第5章 動物や雲が地震を予知する?
第6章 2012年、地球は滅亡する?
第7章 アポロは月に行っていない?
第8章 こんなにあるぞ、ニセ科学

第6章の「地球滅亡」に関する話では、「ノストラダムス」も出てきます。
でも、19世紀にも「世紀末に地球が滅亡する」という話があったそうですね。
「ニセ科学」や「陰謀論」はいつの時代にもあるので気をつけたいものです。
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