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『巨匠の風格』を感じました【読響マチネーシリーズを聴く】 [音楽]

きのうは会員になっている読響のマチネーシリーズを聴きました。
ロシア(というよりソ連!)の巨匠、ロジェストヴェンスキーによるチャイコフスキーのバレエ音楽集です。

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読売日本交響楽団 第191回日曜マチネーシリーズ
日時:2016年9月25日(日)午後2時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(読響名誉指揮者)
曲目:《チャイコフスキー 三大バレエ名曲選》
   バレエ音楽「白鳥の湖」から
   同 「眠りの森の美女」から
   同 「くるみ割り人形」から第2幕
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img_読響201609.jpg

巨匠は85歳!
登場する際の足取りはゆったりとしていますが、本番中は立ったまま指揮。(指揮台は使わず。)

話には聞いていましたが、持っている長い指揮棒は、たまにしか動かしません。
曲の始まりとか、テンポの変わり目、大事なパートの出るところなど「ひょい」という感じで振りますが、ほかはメロディーを奏でる楽器の方を向いたり、首を少し動かしてテンポを示したり…。
そのテンポはかなりゆったりです。
ゆったり過ぎて、ところどころオケが戸惑っているような感じを受ける部分もありました。
(そんなに練習しないのか、練習とテンポが違ったのか…。)

でも、オケは全体としてよく鳴っていて、チャイコフスキーらしい大きな振幅の熱演で、悪くない演奏だと思いました。
いい意味で「風格」のようなものを感じるというか…。

チャイコフスキーのバレエ音楽は、単独で演奏会の中心演目になることは少ないものの、アマチュアオーケストラでは結構取り上げる曲で、私自身も大学時代からたびたび演奏したことある曲ばかり。
いろいろ思い出しながら聴きました。

チェロの客演首席はFMラジオの番組でよく知られる遠藤真理さん。
巨匠は演奏後、遠藤さんの手を(必要以上に!?)長い時間握っていて、客席の笑いを誘っていました。

巨匠と読響は、土日連続でこのチャイコフスキー・プログラムで本番だったわけですが、きょう月曜日(26日)はショスタコーヴィチの交響曲第10番をメインに据えた演奏会をサントリーホールで開催します。
どんな演奏になるか聴いてみたいところなんですが、残念ながら…。
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