コントラバス版『ドボコン』はとにかくすごかった【ゴルトベルクフィル演奏会を聴く】 [音楽]
きのうは知人多数出演、そして『コントラバス業界』で話題のこの演奏会を聴きに行きました。
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ゴルトベルク フィルハーモニカー 第6回演奏会
日時:2016年11月19日(土)14:00開演
会場:杉並公会堂大ホール(東京・荻窪)
指揮:金山隆夫
コントラバス独奏:石川滋(読売日本交響楽団ソロコントラバス奏者)
曲目:ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」
ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調(コントラバス独奏)
チャイコフスキー 大序曲「1812年」
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「コントラバス業界で話題」と言われても、何のことか分からない方の方が多いと思いますが、この演奏会のポイントは「チェロ協奏曲の独奏パートをコントラバスで弾く」ということ。
ついでに説明すると、このチェロ協奏曲(通称『ドボコン』)は「新世界より」などと並んでドヴォルザークの代表作の1つで、オーケストラの演奏会ではかなり演奏頻度の高い名作です。
チェロで弾いてもかなり難しい曲なわけですが、コントラバスで弾くとなると超・超絶技巧が要求されます。
(もちろん自分で弾いたことはないので「説得力」がありませんが…。)
過去に、ソロ・コントラバス奏者の第一人者、というより唯一無二の存在であるゲーリー・カーが同じようにこの協奏曲をコントラバスで演奏したことがあって、CDも出ています。
その後、(非公開での演奏会などは別として)同じことをやったという話は聞かないので、ひょっとしたらきのうの石川滋さんの演奏が、「世界で2番目」なのではないかと思います。
さて、きのうの演奏会ですが、まずは超ポピュラー曲の「新世界より」。
このオケは上智大学オケの出身者が集まっていて、指揮者の金山氏は同オケの指揮者を努めているということですが、個々の奏者のレベルが高く、特に弦楽器がよくまとまっていました。
休憩の後はいよいよ「チェロ協奏曲」。
石川さんが使っている楽器は、ちょっと茶色がかったヴァイオリン・シェイプ。
サイズは普通に見えます。
プログラムの文章によると、通常のオーケストラ用と違って、一番上の弦を4度高い「C」のものに換えているそうです。
演奏は「上手い」とかいうレベルを超越して、ただ「すごい」の一言。
音程も正確だし、重音もきちんと弾いています。
(チェロは5度調弦、コントラバスは4度調弦なので、同じように弾くのはかなり大変なはずなんです。)
そして音色もとても「立っている」感じ。
聴きにきていたほかの楽器の奏者は終演後「コントラバスでチェロみたいな音も出るんですね」と言ってました。
演奏会の最後は、チャイコフスキーの大序曲「1812年」。
ロシア軍がナポレオン率いるフランス軍を撃退する様子を描いた作品で、曲の最後の方に「大砲」が使われています。
通常はバスドラム(大太鼓)で、きのうもそうでした。
また、最後にバンダ(ステージ外の奏者)の金管楽器が入るのですが、きのうも20人弱がステージ後ろの客席で演奏。
プログラムによると、在日アメリカ陸軍軍楽隊のメンバーが参加していました。
(アメリカ軍を呼んだのなら大砲も持ってきてもらえばよかったのに…。笑)
とにかく「世界で二番目の快挙を目撃できて光栄でした」という感激と興奮を胸に、自分のオケの練習に向かいました。
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ゴルトベルク フィルハーモニカー 第6回演奏会
日時:2016年11月19日(土)14:00開演
会場:杉並公会堂大ホール(東京・荻窪)
指揮:金山隆夫
コントラバス独奏:石川滋(読売日本交響楽団ソロコントラバス奏者)
曲目:ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」
ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調(コントラバス独奏)
チャイコフスキー 大序曲「1812年」
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「コントラバス業界で話題」と言われても、何のことか分からない方の方が多いと思いますが、この演奏会のポイントは「チェロ協奏曲の独奏パートをコントラバスで弾く」ということ。
ついでに説明すると、このチェロ協奏曲(通称『ドボコン』)は「新世界より」などと並んでドヴォルザークの代表作の1つで、オーケストラの演奏会ではかなり演奏頻度の高い名作です。
チェロで弾いてもかなり難しい曲なわけですが、コントラバスで弾くとなると超・超絶技巧が要求されます。
(もちろん自分で弾いたことはないので「説得力」がありませんが…。)
過去に、ソロ・コントラバス奏者の第一人者、というより唯一無二の存在であるゲーリー・カーが同じようにこの協奏曲をコントラバスで演奏したことがあって、CDも出ています。
その後、(非公開での演奏会などは別として)同じことをやったという話は聞かないので、ひょっとしたらきのうの石川滋さんの演奏が、「世界で2番目」なのではないかと思います。
さて、きのうの演奏会ですが、まずは超ポピュラー曲の「新世界より」。
このオケは上智大学オケの出身者が集まっていて、指揮者の金山氏は同オケの指揮者を努めているということですが、個々の奏者のレベルが高く、特に弦楽器がよくまとまっていました。
休憩の後はいよいよ「チェロ協奏曲」。
石川さんが使っている楽器は、ちょっと茶色がかったヴァイオリン・シェイプ。
サイズは普通に見えます。
プログラムの文章によると、通常のオーケストラ用と違って、一番上の弦を4度高い「C」のものに換えているそうです。
演奏は「上手い」とかいうレベルを超越して、ただ「すごい」の一言。
音程も正確だし、重音もきちんと弾いています。
(チェロは5度調弦、コントラバスは4度調弦なので、同じように弾くのはかなり大変なはずなんです。)
そして音色もとても「立っている」感じ。
聴きにきていたほかの楽器の奏者は終演後「コントラバスでチェロみたいな音も出るんですね」と言ってました。
演奏会の最後は、チャイコフスキーの大序曲「1812年」。
ロシア軍がナポレオン率いるフランス軍を撃退する様子を描いた作品で、曲の最後の方に「大砲」が使われています。
通常はバスドラム(大太鼓)で、きのうもそうでした。
また、最後にバンダ(ステージ外の奏者)の金管楽器が入るのですが、きのうも20人弱がステージ後ろの客席で演奏。
プログラムによると、在日アメリカ陸軍軍楽隊のメンバーが参加していました。
(アメリカ軍を呼んだのなら大砲も持ってきてもらえばよかったのに…。笑)
とにかく「世界で二番目の快挙を目撃できて光栄でした」という感激と興奮を胸に、自分のオケの練習に向かいました。
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