SSブログ

『重厚長大』なブルックナーでした【日フィル東京定期を聴く】 [音楽]

きのうは日本フィルの定期演奏会を聴きに行きました。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日本フィルハーモニー交響楽団 第687回 東京定期演奏会
日時:2017年1月20日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:ピエタリ・インキネン(首席指揮者)
曲目:ブルックナー 交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

img_日フィル201701.jpg

事前に公表されていた演奏予定では、写真のポスターにあるように「ハース版」だったのですが、日フィルのウェブサイトには「当初『ハース版』を予定しておりましたが、インキネンの強い意向により『ノヴァーク版』に変更することとなりました」となっています。
「ところどころ少し違う」という程度の差異なんですが、変更の理由は何だったのでしょうか?
(ブルックナーの交響曲の「版」の問題については、いささかマニアックなのでここでは詳述しません。)

演奏ですが、かなりゆったりしたテンポで進んで行きます。
最近は、ブルックナーといえども「サクサク進む」演奏を聴くことが多いような気がするので、昨日の演奏は「重厚長大」というか、少し前の時代の「巨匠チック」な印象を受けました。
ホルンやワーグナーテューバをはじめ、管楽器のソロもハイレベルでしたし、P席なのでバランスのことは判断しにくいのですが、いい印象を持ちました。
(きょう土曜日も同一プログラムで演奏会があるので、演奏内容についてはこれ以上触れないようにいたします。)

ただ、「重厚長大」であるがゆえでしょうか、後半はやや集中力が切れたような部分もあって、1日でどうブラッシュアップされるのかが気になるところです。
(私はきょうは聴けませんが…。)

「重厚長大」さの現われなんですが、通常80〜85分(1時間20分〜1時間25分)のことが多い演奏時間が、きのうは7時開演で、終わったのが8時35分でした。(休憩なし)

ところで、このブルックナーの8番は、2〜3年前に2度演奏しました。
1度はコントラバスですが、もう1どはシンバルで、どちらもハース版でした。
シンバルは第3楽章に2発だけ叩くところがあるのですが、かなり後半の方。
出番が近づくと「やっと来た」とテンションが上がったのを思い出しました。

そういえば、きのうのステージには、5日前に並んで弾いていた女性奏者(プロ)も乗っていました。
「あの楽器はルブナーだな」などと観察してました。(^_^)
nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。