「オーケストラ解体新書」「エル・システマ」「明治生まれの日本語」「鉄道時刻表の暗号を解く」=読み終わった本(2017.10) [読書]
「読み終わった本」リスト(備忘録)、2017年10月分です。
▼読み終わった本
*「オーケストラ解体新書」
飯田政之ほか・著(読売日本交響楽団・編)、中央公論新社
日本を代表するオーケストラの一つ、読売日本交響楽団の事務局が、オーケストラの「すべて」について詳細に紹介した本。
これまで、オケの音楽面や歴史、指揮者との関係などについて書かれた本はたくさんあったのですが、このようなほんはあまり例がないと思います。
実は飯田さんは個人的によく知っている人物ですし、オケの楽員(奏者)にも知り合いがいます。
首席指揮者、マエストロ・カンブルランのインタビューも非常に示唆に富んだ内容でした。
私自身、アマチュアのオーケストラについて本を上梓していますので、いろいろ比べたりしながら、大変興味深く読みました。
▼読み終わった本
*「エル・システマ―音楽で貧困を救う南米ベネズエラの社会政策」
山田真一・著、教育評論社
南米ベネズエラが誇るオーケストラを通した教育・芸術活動、「エル・システマ」について、大変詳しく紹介している本です。
エル・システマから生まれたシモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラの演奏を聴いたときは大変感動したのですが、その裏にはベネズエラの音楽界におけるさまざまな努力や献身があったということが、改めて分かりました。
▼読み終わった本
*「明治生まれの日本語」
飛田良文・著、淡交社(知の蔵書21)
「明治150年」だそうですが、現在、日常的に使われている言葉の中には、実は明治時代に生まれたり、それまでと違う意味を持つようになったものである、ということが説明されていて、「へえ」と思うことばかりでした。
紹介されている言葉の一部は「東京」「電報」「年賀状」「彼女」「恋愛」「常識」「科学」「ぽち」などなど。
ご興味ある方はお読みになってください。
▼読み終わった本
*「日本語の歴史〈7〉世界のなかの日本語」
亀井孝&大藤時彦&山田俊雄・編、平凡社ライブラリー
1960年代に刊行された「日本語の歴史」シリーズを復刻したもので、この本自体は2007年の発行です。
表紙カバーには「人類はいまあたらしく<民族の時代>を迎えて、民族語の育成と世界語の確立に向かおうとしている。民族の言語としてその歴史的統一を保ち続けた日本語も、かかる時代の風潮のなかで不死鳥のごとく永遠の生命を歌う−−。」という言葉があります。
当時の社会情勢などを踏まえた「日本語の現在」が語られていて、なるほどと思うことだらけでした。
▼読み終わった本
*「鉄道時刻表の暗号を解く」
所澤秀樹・著、光文社新書
テツ向けの本(!?)をたくさんものしている所澤氏の新作。
時刻表巻頭にある「さくいん地図」の線の種類とか、駅名のところにある記号について、昔の時刻表から分かるあれこれなど、とてもマニアックな本です。(褒め言葉です。)
さすがに、列車番号の話とか運賃計算の話は、テツの私にも「そこまで!」という感じですが…。
▼読み終わった本
*「さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち」
原田 曜平・著、角川oneテーマ21
テレビのコメンテーターとしても活躍する広告代理店関係の研究所所属、原田氏の本。
「さとり世代」という命名自体が多くの人の興味を引いたわけですが、中身を読んでみると、極めて真っ当な話が多いと思いました。
また、若者の『座談会』も「なるほど」と思う部分が多いのですが、それから4年たっているので、「すでに変わっているのかもしれないな」と考えながら読みました。
▼読み終わった本
*「オーケストラ解体新書」
飯田政之ほか・著(読売日本交響楽団・編)、中央公論新社
日本を代表するオーケストラの一つ、読売日本交響楽団の事務局が、オーケストラの「すべて」について詳細に紹介した本。
これまで、オケの音楽面や歴史、指揮者との関係などについて書かれた本はたくさんあったのですが、このようなほんはあまり例がないと思います。
実は飯田さんは個人的によく知っている人物ですし、オケの楽員(奏者)にも知り合いがいます。
首席指揮者、マエストロ・カンブルランのインタビューも非常に示唆に富んだ内容でした。
私自身、アマチュアのオーケストラについて本を上梓していますので、いろいろ比べたりしながら、大変興味深く読みました。
▼読み終わった本
*「エル・システマ―音楽で貧困を救う南米ベネズエラの社会政策」
山田真一・著、教育評論社
南米ベネズエラが誇るオーケストラを通した教育・芸術活動、「エル・システマ」について、大変詳しく紹介している本です。
エル・システマから生まれたシモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラの演奏を聴いたときは大変感動したのですが、その裏にはベネズエラの音楽界におけるさまざまな努力や献身があったということが、改めて分かりました。
▼読み終わった本
*「明治生まれの日本語」
飛田良文・著、淡交社(知の蔵書21)
「明治150年」だそうですが、現在、日常的に使われている言葉の中には、実は明治時代に生まれたり、それまでと違う意味を持つようになったものである、ということが説明されていて、「へえ」と思うことばかりでした。
紹介されている言葉の一部は「東京」「電報」「年賀状」「彼女」「恋愛」「常識」「科学」「ぽち」などなど。
ご興味ある方はお読みになってください。
▼読み終わった本
*「日本語の歴史〈7〉世界のなかの日本語」
亀井孝&大藤時彦&山田俊雄・編、平凡社ライブラリー
1960年代に刊行された「日本語の歴史」シリーズを復刻したもので、この本自体は2007年の発行です。
表紙カバーには「人類はいまあたらしく<民族の時代>を迎えて、民族語の育成と世界語の確立に向かおうとしている。民族の言語としてその歴史的統一を保ち続けた日本語も、かかる時代の風潮のなかで不死鳥のごとく永遠の生命を歌う−−。」という言葉があります。
当時の社会情勢などを踏まえた「日本語の現在」が語られていて、なるほどと思うことだらけでした。
▼読み終わった本
*「鉄道時刻表の暗号を解く」
所澤秀樹・著、光文社新書
テツ向けの本(!?)をたくさんものしている所澤氏の新作。
時刻表巻頭にある「さくいん地図」の線の種類とか、駅名のところにある記号について、昔の時刻表から分かるあれこれなど、とてもマニアックな本です。(褒め言葉です。)
さすがに、列車番号の話とか運賃計算の話は、テツの私にも「そこまで!」という感じですが…。
▼読み終わった本
*「さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち」
原田 曜平・著、角川oneテーマ21
テレビのコメンテーターとしても活躍する広告代理店関係の研究所所属、原田氏の本。
「さとり世代」という命名自体が多くの人の興味を引いたわけですが、中身を読んでみると、極めて真っ当な話が多いと思いました。
また、若者の『座談会』も「なるほど」と思う部分が多いのですが、それから4年たっているので、「すでに変わっているのかもしれないな」と考えながら読みました。
「鉄道時刻表の暗号」というと、西村京太郎サスペンス系のネタが多いですかね?
by YAP (2017-11-04 19:09)
YAPさま
そんな「みんなに分かる」ようなレベルではないと思います。(苦笑)
by Lionbass (2017-11-05 20:30)