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映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』 [映画・テレビ]

コロナ禍もあり2〜3年、映画館に足を運んでいなかったんですが、今年に入ってここまでに3本の映画を見に行きました。

1本目は「クレッシェンド 音楽の架け橋」というドイツ映画です。


この映画は「ウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団」という実在するオーケストラにヒントを得て製作されたそうです。
「ウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団」は、ユダヤ系指揮者のダニエル・バレンボイムと、パレスチナ系文学者のエドワード・サイードによって、1999年に設立されました。
名称はドイツ人作家ゲーテの著作『西東詩集』(West-östlicher Divan)から命名されたもので、ゲーテの精神に倣い、イスラエルとアラブの音楽家によって構成されています。

この映画は、ドイツ人の著名な指揮者が、イスラエルのユダヤ人と、イスラエル占領下にあるヨルダン川西岸のパレスチナ人からメンバーを選び、オーケストラを編成。
対立や葛藤の中、合宿を経て演奏会を開催しようというところで事件が発生します。
果たして、演奏会は、オーケストラは、そして個々のメンバーはどうなってしまうのか…というお話。

私は中東で仕事をしていたことがあり、イスラエルとパレスチナ(アラブ)の対立も少し分かっていて、さらに(趣味ですが)オーケストラで楽器を演奏しているので、とても考えさせられる映画でした。

昨今の世界情勢を考えれば、日本でなんとか平和に演奏活動ができていることは幸せだと、改めて思いました。
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YAP

映画の予告編見ました。
今はウクライナとロシアの戦争もありますし、いろいろ考えさせられますね。
平和が一番ですが、日本も近くに危ない国がいくつもあるので心配です。
by YAP (2022-04-29 17:31) 

Lionbass

YAPさま
「隣人とは仲良くしよう」とはいうものの、中東やヨーロッパの例を見ていると、その「隣人」との関係が一番難しいような気がします。
隣人といっても混じり合って暮らしているところも多いですからね。
もちろんアジアも同様です。
by Lionbass (2022-05-17 13:49) 

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