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初めて聴く校訂版ブルックナーは各所に驚きが【読響みなとみらい名曲シリーズ】 [音楽]

きのうは振替でチケット入手した読響のみなとみらい公演を聴きました。

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読売日本交響楽団 第106回 みなとみらいホリデー名曲シリーズ
日時:2018年9月23日(日・祝)14時開演
会場:横浜みなとみらいホール(横浜・西区)
指揮:シルヴァン・カンブルラン(常任指揮者)
独奏:ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)
曲目:モーツァルト 歌劇「後宮からの誘拐」序曲
   同 ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
   ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(2004年コーストヴェット校訂版)
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img_読響201809.jpg

最初はモーツァルトの「後宮からの誘拐」序曲。
トルコの雰囲気を出すための大太鼓やシンバルの『軍楽隊風』の音がいい感じでした。

2曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲24番。
20番と並んで2曲しかない短調の曲ですが、20番が純粋に美しいのに対し、どこか陰りのある独特の曲調で、引き込まれました。

後半は、ブルックナーの交響曲としては最も演奏機会の多い第4番。
ただしとても珍しい「コーストヴェット校訂版」です。
CDなどもほとんど出ていないのではないでしょうか?

全体の骨格はそんなに変わらないんですが、冒頭の弦楽器群の中で、コントラバスだけがトレモロではない部分があったり、各所に「あれ?」「おおっ!」という部分が。
一番違いが大きかったのはティンパニのリズムでしょうか。
ブルックナー作品の「版」の問題は、それだけで本が何冊もかけるようなテーマですが、本当にいろいろあるものです。
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