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マエストロ・コバケン5カ月ぶりのコンサート【読響特別演奏会を聴く】 [音楽]

昨夜は読響の特別演奏会。
感染拡大後2度目の生のオーケストラでした。

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《読売日本交響楽団 特別演奏会》〜静かに、熱狂を待つ〜
日時:2020年7月21日(火)19時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:小林研一郎
独奏:三浦文彰(ヴァイオリン)
曲目:モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」
   ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調
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img_サントリーホール前20200721.jpg

ホール玄関前での演奏会フライヤー(チラシ)の配布も復活していました。(写真参照)

通常の演奏会がキャンセルになり、代わりに設定された特別演奏会。
指揮は読響特別客演指揮者のコバケンことマエストロ小林研一郎です。
今年80歳の誕生日を迎えましたが、コロナ禍により本番が軒並み中止になり、5カ月ぶりの演奏会だったそうです。
お客さんの数は席数(約2,000)の3分の1ほどでした。

前半は売り出し中の若手ヴァイオリニスト、三浦文彰の独奏でモーツァルトの協奏曲第5番。
よく耳にしますが、生で聴く機会は案外少ないかもしれません。
メリハリの効いたキビキビとして演奏でした。

後半は、同じ調性(イ長調)のベートーヴェン7番。
オーケストラですが、弦楽器は10-10-6-4-3だったように見えました。
管楽器はお互いに2mほどの間隔を取っていたようです。
ところどころ「コバケン節」のようなものも交えながら、大変な熱演でした。
ただ、さすがにコントラバス3人はちょっと少ない感じを受けました。

ベートーヴェンのあとにマエストロの挨拶があって、アンコールを演奏。
さらに鳴り止まない拍手にマエストロが舞台に呼び戻される、いわゆる「一般参賀」もありました。

先日の日フィルは休憩なしで約1時間の演奏会でしたが、昨夜は休憩(20分)もあって、終演は21時近くになっていました。
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5カ月ぶりのオーケストラ!【日フィル東京定期を聴く】 [音楽]

おととい金曜日は久しぶりにオーケストラの”生演奏”を聴きに、サントリーホールに足を運びました。

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日本フィルハーモニー交響楽団 第722回 東京定期演奏会
日時:2020年7月10日(金)午後7時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:広上淳一
曲目:バッハ ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調
   ブラームス 交響曲第1番ハ短調
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img_日フィル・広上202007.jpg
img_日フィルプログラム202007.jpg

日本フィルにとって、お客さんを入れての演奏会は2月の九州演奏旅行以来だったそうです。
そして、私自身、プロのオーケストラの演奏をホールで聞いたのは2月の読響以来でした。

この間、日本の音楽業界はジャンルを問わず大変な苦境に立たされ、いくつものオケが存続の危機にあると言われています。

おとといの演奏会も、当初のプログラムから曲目を減らし、休憩なしに。
(休憩時間中のお客さん同士の密集・接触を減らす目的だそうです。)
また、お客さんは3分の1くらいの入りでした。

オーケストラも、通常のブラームスの演奏より人数を減らし、弦楽器が12-10-8-6-5の41人、木管楽器が9人、金管楽器が9人、それにティンパニを加え、総勢60人でした。

この演奏会を開催するまでには大変なご苦労があったことと思います。

イベントの開催に際しては、まだまだ様々な制約がありますが、早く通常・正常に復することを切望しています。
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「共通語の世界史」「棄民世代」「ハングルの世界」「日本鉄道史 昭和戦後・平成篇」「棄民世代」=読み終わった本(2020.06) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2020年6月分です。

▼読み終わった本
*「共通語の世界史 ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学」
クロード・アジェージュ著、糟谷啓介&佐野直子・訳、白水社

共通語の世界史:ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学

共通語の世界史:ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学

  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2018/11/27
  • メディア: 単行本

引き続き「厚いハードカバーの本『積ん読』撃破月間」なので、400ページ近いこの本にもチャレンジしました。
題名を見て購入したんですが、「世界史」はいささか大風呂敷で、中身は「ヨーロッパの言語史」というべき内容でした。
原著は1992年、つまり冷戦終結まもないときに書かれたそうです。(邦訳の出版は2018年)
「世界史」というからには、「中国語のが東アジアで果たした役割」とか出てくるかと思ったんですが、中国語や日本語はほんのちょっとしか出てきません。
ちなみに、あとがきによると、原題は「言語の息吹き ヨーロッパのことばの道程と運命」の意味とのこと。
著者はチュニジア生まれのユダヤ系の学者で、フランスで育ち勉強した言語学者ですが、フランス語以外にもさまざまなヨーロッパの言語が取り上げられていて、その意味では勉強になりました。

▼読み終わった本
*「棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす」
藤田孝典・著、SB新書

棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす

棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす

  • 作者: 藤田 孝典
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2020/04/06
  • メディア: Kindle版

いわゆる「氷河期世代」を「棄民世代」と呼び、その現実について、データを交えながら詳しく紹介しています。
1990年代に社会に出た世代は、バブル経済の崩壊や、規制緩和による非正規雇用の拡大などにより、就職に困難を抱えていたと考えられています。
それから二十数年が過ぎ、その世代は年齢を重ねているわけですが、40代になるその人々を対象に政府が打ち出した「就職氷河期支援プログラム」を、著者は厳しく批判しています。
この世代はやがて高齢者になるわけですが、果たして…。

▼読み終わった本
*「ハングルの世界」
金両基・著、中公新書

ハングルの世界

ハングルの世界

  • 作者: 金 両基
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1984/10/01
  • メディア: 新書

1984年初版の本。
購入したのは96年発行の第17刷ですが、活版印刷です。
「ハングル」とは韓国・朝鮮語で用いられる文字の名称ですが、しばしば言語名と混同されます。
これはNHKが1980年代に、放送(テレビ・ラジオ)で韓国・朝鮮語講座を開始するにあたり、韓国語としても朝鮮語としても差し障りがあるということで、「アンニョンハシムニカ ハングル講座」としてのが原因の間違いです。
現在では想像できないほど北朝鮮派(要するに朝鮮総連)の力が強いのを考慮せざるを得なかったとはいえ、NHKもホント罪作りですね。
日本の仮名文字(特にひらがな)も同様ですが、朝鮮半島でも長い間、漢字で書かれたものが正式で権威のある文書とされ、ハングルは現在のような地位を得たのは第二次大戦後なのだそうです。
しかし、現在は南北ともに漢字はほとんど用いられなくなっています。
この本では、そうしたハングルの歴史を振り返し、戦後生まれの「ハングル世代」と呼ばれる人々について考察しています。
およそ40年前の状況がよく分かって勉強になりました。

▼読み終わった本
*「日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ」
老川慶喜・著、中公新書

日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ

日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ

  • 作者: 老川 慶喜
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: 新書

第二次大戦終了からJR発足を経て21世紀に至る鉄道史を概観した本。
米軍占領期の鉄道の状況や、昭和24年(1949年)に起きた「下山事件、三鷹事件、松川事件」のいわゆる『国鉄三大事件』に始まって、国鉄の労使紛争、分割民営化=JR発足など、時系列にまとめられていて、鉄道好きとして、とても興味深く読みました。
そういえば、子供の頃はよく鉄道事故のニュースを聞いたような記憶があります。
尼崎の福知山線事故に匹敵するような事故がもっと頻繁に起きていたんですよね。
いろいろと思い出しました。

▼読み終わった本
*「週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包」
吉田友和・著、幻冬舎文庫

週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包

週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包

  • 作者: 吉田 友和
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/06/10
  • メディア: 文庫

海外旅行に関する本を多数出している吉田友和氏の本。
(古書店で次の本と一緒に購入しました。)
特にファンとか気に入っているというわけでもないんですが、氏の本は何冊も読んでいます。
私自身、つい半年前に台湾を旅行したばかりで、いろんなところで似たような行動を取っているのを読んで、親近感が湧きました。

▼読み終わった本
*「ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン ベトナム1800キロ縦断旅」
吉田友和・著、幻冬舎文庫

ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン ベトナム1800キロ縦断旅

ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン ベトナム1800キロ縦断旅

  • 作者: 吉田 友和
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/06/10
  • メディア: 文庫

こちらはベトナム旅行の本。
夜行バスではありませんが、数年前、ベトナム縦断の旅行をしましたし、同じような場所に何カ所か立ち寄りました。
また、ホーチミン市では泊まったホテルが同じだったり。
現在は海外旅行もままなりませんが、また旅に出たくなりました。
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「日本鉄道史 昭和戦後・平成篇」「棄民世代」「残酷な進化論」=購入した本(2020.06) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2020年6月分です。

▽購入した本
*「日本鉄道史 昭和戦後・平成篇 国鉄の誕生からJR7社体制へ」
老川慶喜・著、中公新書

日本鉄道史 昭和戦後・平成篇-国鉄の誕生からJR7社体制へ

日本鉄道史 昭和戦後・平成篇-国鉄の誕生からJR7社体制へ

  • 作者: 老川 慶喜
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: 新書


▽購入した本
*「棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす」
藤田孝典・著、SB新書

棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす

棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす

  • 作者: 藤田 孝典
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2020/04/06
  • メディア: Kindle版


▽購入した本
*「残酷な進化論 なぜ私たちは『不完全』なのか」
更科功・著、NHK出版新書

残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

  • 作者: 更科 功
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: Kindle版


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