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指揮者とオケの『信頼関係』がうかがえました【東芝グランドコンサート・BBC響演奏会その1を聴く】 [音楽]

3月はプロのオーケストラの演奏会鑑賞月間。
きのうはイギリスのBBC響を聴きに行きました。

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東芝グランドコンサート2018 BBC交響楽団演奏会
日時:2018年3月8日(木) 19:00開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)
指揮:サカリ・オラモ
独奏:アリーナ・ポゴストキーナ(ヴァイオリン)
曲目:ブリテン 歌劇『ピーター・グライムズ』より「4つの海の間奏曲」「パッサカリア」
   チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
   ブラームス 交響曲第1番 ハ短調
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img_東芝グランドBBC201803.jpg

東芝グランドコンサートは、毎年ヨーロッパ各国の一流オーケストラを招いていますが、今年はイギリスの公共放送、BBC傘下のオーケストラ。
日本で言えばNHK交響楽団(N響)みたいなものでしょうか。
ただN響と違って、BBCはほかにもプロのオーケストラを複数傘下に置いているということですが…。

さて、きのうのコンサート、最初はブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」と「パッサカリア」。
「間奏曲」の方が、何度か聴いたことがありますが、「パッサカリア」は初めてかもしれません。
イギリスのオケがイギリス人作曲家の作品を取り上げるということで、とても「こなれた」演奏だったように思います。

次は、有名で人気のあるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
ソリストのポゴストキーナは、ロシア生まれでドイツで勉強したという細身の女性。
チャイコフスキーの曲は、どこか泥臭さや重厚さを感じさせますが、きのうの演奏は、どこか軽快で「チャイコフスキーらしくない」演奏でした。(もちろんいい意味です。)

後半はこれまた(プロでもアマチュアでも)人気曲のブラームスの1番。
これも、割と流麗ながら、聞かせるところはしっかり聞かせる、とても密度の高い演奏でした。
管楽器のソロがいずれもすばらしかったのですが、中でも第4楽章のフルートが出色でした。

演奏会全体を通して、オケと指揮者の『信頼関係』のようなものがうかがえました。

フルートといえば、2ndフルートの女性は日本人だったようです。
プログラムの名前を見る限り、オケのメンバーは、(上記フルート奏者など数人を除き)アングロサクソンらしき名前が大半で、アメリカやヨーロッパのほかのオケとは違う「均質性」のようなものが感じられました。
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