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若者たちの豊かな響きを堪能【東京音大ウインドアンサンブルを聴く】 [音楽]

おとといですが、音楽大学学生による吹奏楽の演奏会を聴きました。

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東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブル 第51回定期演奏会
日時:2021年3月18日(木)18:00開演
会場:東京音楽大学100周年記念ホール(東京・豊島区)
指揮:広上淳一
曲目:R.レオンカヴァッロ 歌劇「メディチ家の人々」より第一幕への前奏曲(福島弘和・編曲)
   西村朗「秘儀V《エクリプス》」
   B.アッペルモンド「ブリュッセル・レクイエム」
   D.ミヨー「フランス組曲」
   F.チェザリーニ 交響詩「アルプスの詩」
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img_東京音大シンフォニックウィンド202103.jpg

東京音楽大学の学生により編成されたウインドアンサンブル(吹奏楽)の演奏会。
コロナ禍により延期されて、年度の最後の開催になったようです。

私自身、中高6年間吹奏楽部でしたが、大学以降はオーケストラがメインで、海外にいた時はロックバンドをやっていたので、吹奏楽はずっと縁がありませんでした。
ただ、10年前にツイッター吹奏楽「粒吹」に参加したこともあり、最近はときどき演奏会に足を運んでます。

18世紀〜20世紀前半の曲を演奏することが多いオーケストラと違って、吹奏楽は同時代の作品をよく演奏します。
今回のプログラムで言えば、「ブリュッセル・レクイエム」は2016年(つまりわずか5年前)に作曲されたものです。
この「ブリュッセル・レクイエム」だけは、ラジオ放送や動画サイトで聴いたことがあったのですが、ほかの作品はいずれも初めて耳にしました。

西村朗「秘儀」だけは、いわゆる「前衛音楽」(現代音楽)で、不思議な作品でしたが、ほかは分かりやすくて楽しい部分もある曲でした。

音大生のオーケストラを聴いたときにも抱く感想ですが、やはり技術的にしっかりしていて楽器が良く鳴っています。
また、この演奏会が4年しかない学生生活での成果を発表する場であり、中にはこれが学生として最後という奏者もいるので、それだけ曲に思い入れがあるでしょう。

そんなに広くはない大学キャンパスのホール内が豊かな響きに包まれていて、久しぶりの吹奏楽を堪能することができました。
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”コロナ禍”以降の演奏会で最大音量でした【読響日曜マチネーを聴く】 [音楽]

きのうは読響の日曜マチネーを聴きました。

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読売日本交響楽団 第235回 日曜マチネーシリーズ
日時:2021年3月14日(日)14時開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)
指揮:山田和樹
独奏:清水和音(ピアノ)
曲目:コープランド「エル・サロン・メヒコ」
   ガーシュウィン ピアノ協奏曲へ調
   ヴィラ・ロボス「ブラジル風バッハ 第9番」
   レスピーギ 交響詩「ローマの松」
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img_読響20210314.jpg
最初の「エル・サロン・メヒコ」は、コープランドがメキシコを訪れた際の体験をもとにつくった作品。
テレビ・ラジオでは聴いたことありますが、実演は初めてでした。
色彩感豊かな作品で、スピーカー越しではない方がいいですね。

次はガーシュウィンのピアノ協奏曲。
「ラプソディー・イン・ブルー」が有名すぎて、この作品はやや埋もれがち。
これも実演は初めて聴いたような気がします。
独奏ピアノもオーケストラも結構複雑なことをやっていて、なかなか面白い響きの部分もありました。

「ブラジル風バッハ」は弦楽器だけの作品で、オーケストラの演奏会で取り上げられることは少ないと思います。
噛み合わせが難しそうですが、さすがに聞き応えのある演奏でした。

最後は「ローマの松」。
この曲だけは自分でも演奏したことがあります。
大編成の上にオルガンやバンダ(ステージ外の金管楽器)まで加わる曲で、去年夏以降=つまりコロナ禍以降に聴いた演奏会としては、最大の音量、最大の迫力でした。
それでも弦楽器の編成は若干小さめ。
早く心おきなくフル編成のオーケストラの演奏を聞ける世の中になってほしいものです。
タグ:読響 演奏会
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オーボエ協奏曲と『田園』を楽しみました【日フィル3月定期を聴く】 [音楽]

きのう(金曜日)は日フィル定期を聴きました。

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日本フィルハーモニー交響楽団 第728回 東京定期演奏会
日時:2021年3月5日午後6時開演
会場:サントリーホール(東京・赤坂)
指揮:カーチュン・ウォン
独奏:杉原由希子(首席オーボエ奏者)
曲目:ショスタコーヴィチ(R.バルシャイ編曲)室内交響曲
   R.シュトラウス オーボエ協奏曲ニ長調
   ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調「田園」
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img_日フィル202103.jpg

1曲目はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を元にした室内交響曲。
弦楽器だけで演奏されます。
初めてだと思ったら聞いたことあるので、どうしてだろうと思ったら、元になった弦楽四重奏曲を聞いたことがあったからでした。
苦悩に満ちた感じで、ところどころ暴力的な部分もあり、なんとなく時代の気分を表しているのではないかと思いました。

2曲目はリヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲。
ソリストの杉原さんはお会いして話したことがありますが、とても可憐な女性です。
きのうの演奏は堂々とした中にも可憐で繊細な部分もあり、とても立派で素敵だと思いました。

最後は交響曲第6番「田園」。
昨今のコロナ禍で各地のホールでステージ上の人数に制限があるため、ベートーヴェンが演奏される頻度は増えていると思います。
(私自身、去年9月に交響曲第1番、11月には序曲レオノーレ第3番とヴァイオリン協奏曲、12月には交響曲第5番と第6番、そして今年1月には交響曲第5番と、ベートーヴェン作品ばかり演奏しています。)
とにかく、ベートーヴェンは何度聞いても素晴らしいと思います。

そして、指揮のカーチュン・ウォン氏ですが、初めて実演に接しました。
シンガポール出身で、ヨーロッパやアメリカ、それに日本などを股にかけて活躍しているようです。
指揮棒を持たずに振ってましたが、とても明快で分かりやすい指揮ぶりだと思いました。
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「京王線・井の頭線沿線の不思議と謎」「『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密」「毎日乗っている地下鉄の謎」「やばいデジタル」=読み終わった本(2021.02) [読書]

「読み終わった本」リスト(備忘録)、2021年2月分です。

▼読み終わった本
*「京王線・井の頭線沿線の不思議と謎」
岡島建・監修、じっぴコンパクト新書

京王線・井の頭線沿線の不思議と謎

京王線・井の頭線沿線の不思議と謎

  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2015/09/18
  • メディア: 新書

古書店で購入。
2015年の出版ですが読んでませんでした。
井の頭線と京王線には長年お世話になっているんですが…。
路線や車両の話だけではなく、沿線の名所・自治体に関する話もいろいろ紹介されています。
知っている話も含まれていますが、改めて楽しんで読むことができました。

▼読み終わった本
*「『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密」
瀬川裕司・著、平凡社新書

『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密

『サウンド・オブ・ミュージック』の秘密

  • 作者: 瀬川 裕司
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2014/12/15
  • メディア: 新書

オーストリア・ザルツブルクを舞台にしたミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」は最も好きな作品の一つ。
この本も古書店で見かけてすぐに購入しました。
本を読んだので、ネット上で動画を探したのですが、さすがに前編はアップされていないようです。
でもオープニングの動画などがYouTubeで見つかったので、本で紹介されているロケ地の話や、撮影のためにわざわざ用意したものの話など、映像で確認することができました。
そういえば、数年前ザルツブルクを訪れた時、撮影が行われた公園などを訪れたことも思い出しました。
映画全編もディスクを購入したくなりました。

▼読み終わった本
*「こうして管楽器はつくられる【開発編】 〜ウィーン・フィルを支えた管楽器開発の舞台裏〜」
木村桂一・編集、ヤマハミュージックメディア

こうして管楽器はつくられる【開発編】 ~ウィーン・フィルを支えた管楽器開発の舞台裏~

こうして管楽器はつくられる【開発編】 ~ウィーン・フィルを支えた管楽器開発の舞台裏~

  • 作者: 未設定
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: 単行本

先に読んだ「こうして管楽器はつくられる」の”続編”ですが、この本のために書かれた原稿ではなく、管楽器専門誌に掲載されたものを編纂・収録した
主に「ウィーン式」の楽器をヤマハがどうして開発することになり、どのような苦労があったかを紹介しています。
ウィーンとその周辺のオーケストラや大学だけで使われている楽器というのがあるわけですが、市場が小さいので工房は零細で製作者は高齢化という現象が起きていたとのこと。
この危機を救うためにウィーンの奏者からヤマハに依頼があったのが始まりということですが、なかなか不思議な縁だと思います。
ヨーロッパ(ドイツ、イギリス、フランスなど)やアメリカに大規模な楽器メーカーはあるのに…。

▼読み終わった本
*「毎日乗っている地下鉄の謎」
梅原淳・著、平凡社新書

毎日乗っている地下鉄の謎

毎日乗っている地下鉄の謎

  • 作者: 梅原 淳
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2010/10/15
  • メディア: 新書

もし大学に「鉄道工学科」があって、「地下鉄学」という科目があったら、教科書になりそうな本だと思います。
「地下鉄の定義」から始まって、いろんな知識が詰まっていて、(やはり知っている話もあるものの)とても面白くてためになる本でした。

▼読み終わった本
*「やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日」
NHKスペシャル取材班・著、講談社現代新書

やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

  • 作者: NHKスペシャル取材班
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: 新書

NHKの番組を元にした本。
「フェイクニュース」やプライバシーの話など、現代のネットをめぐるさまざまな状況が浮き彫りになっていて、とても怖くなりました。

▼読み終わった本
*「イラスト図解 サイコパス」
ゆうきゆう・監修、日東書院

イラスト図解 サイコパス

イラスト図解 サイコパス

  • 出版社/メーカー: 日東書院本社
  • 発売日: 2020/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「サイコパス」(反社会性パーソナリティー障害)についての本は何冊か読んでいますが、これもまた興味深い内容でした。2020年3月の出版だそうです。
「サイコパス」は少なくとも100人に1人はいるそうで、犯罪者はもちろん、会社経営者や政治家にも多く見られるそうです。
私は、某知事とかこの典型だと思っているのですが、この本に出てくる「社会的サイコパス(マイルドサイコパス)」の定義にぴったりだと思いました。
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「やばいデジタル」=購入した本(2021.02) [読書]

「購入した本」リスト(備忘録)、2021年2月分です。
(古書については省略してます。)

▽購入した本
*「やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日」
NHKスペシャル取材班・著、講談社現代新書

やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

やばいデジタル “現実”が飲み込まれる日

  • 作者: NHKスペシャル取材班
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: Kindle版


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